はずれスライムのつぶやき

どうでもいいことについて適当に考察していきます

山里亮太という人

御多分にもれずミーハーな僕は、以前から気になってはいたけど読んでいなかったこちらの本を読んでみた。

天才はあきらめた (朝日文庫)

天才はあきらめた (朝日文庫)

 

 

すごいファンというわけではないので、彼や南海キャンディーズのことはあまり知らない。ただ、中居の窓やスッキリの天の声で、そこまで変でもないのに、異常に自分を貶めて笑いを取るこの人を僕はすごく頭がいいな人だなぁと思っていた。

 

あえて自分との共通点を探すと同じ大学で、ずいぶん後輩だと思っていたら、先日の結婚報道で自分が卒業したくらいに入ってきた矢井田瞳と同世代の有名人という事だと知りへぇーと思った。

 

ただ、この後輩という感覚も自分ではあまりピンと来ない。それなりの規模の大学でこれからも卒業生が増えていくわけだから、そりゃ中には有名人も出てくるだろうし、何の交流もないから親近感がわくほどでもない。すごい人もいれば、僕のような人もいる、それだけだ。

 

時々、あたかも自分の所有物のように出身校の後輩を自慢する人を見ると違和感を覚えてしまう。

 

出身校というフィルターをかけるだけでそう思うのなら、同郷というだけで、日本人というだけで、同性というだけで、言わば僕らはみんな地球人であり、同じ人間だ。

 

少なくとも今このブログを目にしているあなたは。

 

もし違うのなら、コンタクトを取ってほしい。きっと僕の人生も一変するに違いない。

 

さて、本の話である。

 

時折、見かけるトークで人を妬む性格というのは何となく知っていたものの、笑いのための誇張かと思っていたら、実際はもっとすごかった。

 

他人から言われて傷ついた言葉をその日のうちにノートに書きつけ、復讐のコメントを書き残していくのだ。

 

本に紹介されているノートは一例に過ぎないから、それはかなりのものだと推察する。

 

しかし、彼がすごいのは、その悔しさをバネにして、見てろよ俺が売れたら仕返ししてやる!という復讐を前へ進む原動力に変えている点にある。自助の精神というべきか。

 

そして、自分の何が面白くなかったのかを徹底的に分析し、猛省して次のチャンスにつなげるのだ。

 

どうすれば面白い人間に見えるかという姑息な演出も含め、全てが計算で成り立っている事を僕は知らなかった。彼が見せる姿をそのまま天才のそれのように見ていたのだ。

 

先日、昨年でデビュー45周年になるさだまさしさんがテレビに出ていて、ドキュメント映画を撮影するために28歳で28億の借金を背負い、ピーク時には2日に一度のライブをして全国を駆け巡り、57歳くらいで完済したと言っていた。

 

そもそもそんな莫大な借金を返せる事自体、凡人には到底無理な話だが、いわゆる天才のさだまさしさんが言った言葉にはもっとびっくりした。

 

人間持ってるものには限りがあり、できない事はできない。音楽をやってる人なら誰でも分かっているだろうけど、下りのエスカレータを逆走して、何とか現状維持しているだけだと。

 

さだまさしさんほどの一流ミュージシャンが、そう言うのである。

 

僕は基本的に歌はメロディからしか覚えられない。少なくとも歌詞の意味まではなかなか考えられず、音にのった日本語のように捉えがちだ。

 

しかし、さだまさしさんの曲は情景が浮かばずにはいられないメッセージ性の高い曲が多い。反面、大変失礼ながら、そこまで歌唱力があるとは思っていなかった。

 

でもある時、小田和正さんの番組であの高音の小田さんの曲をカバーされた時、とんでもない歌唱力である事が分かった。つまり、そう感じさせないくらい、まずドーンとメッセージが押し寄せてくると言いたいのだが。

 

山里さんは天才に憧れる。どうすれば天才になれるのかと必死で模索する。これは僕には分からない感情だ。天才を尊敬はするけれども、自分が天才でない事は分かっているので、なりたいとは思わないしなれるとも思わない。

 

彼は天才の見ている景色を見たいという。それはまるで『キングダム』で王騎が信を自分の馬に乗せ戦場を突っ切り、将軍の景色を見せるような、そんなシーンを思い描いていたに違いない。承認されたいという思いが最終的には今の彼を造り上げ、さらに上にいるとんでもない天才を追いかけ続けるのだろう。彼の目に写る景色はもう随分変わっているはずだ。

 

努力は自信の無さの裏返しで、その不甲斐なさは相方への辛辣な攻撃へと無自覚のうちに変容する。実際、南海キャンディーズになるまでに2人の相方と決裂というべき解散をしている。

 

そしてついにM1グランプリに出場を果たす。M1はフィギュアスケートに似ているのかもしれない。演者が順番に出て技を披露する。もっとも笑いは滑るわけにはいかないが、舞台前の控えの緊張感は、想像以上に異様な空間だろう。このたとえも滑っているが。

 

2004年の準優勝で世間に強烈なインパクトを与えた南海キャンディーズは一躍トップスターの仲間入りを果たすものの、突然の環境の変化についていけない山里さんはまたしても相方への卑劣な行為に拍車をかける。どんどん売れていくしずちゃんを妬み、2人の仲は悪化を一途をたどる。

 

読み進むにつれ、しずちゃんの器の大きさがよく分かる。そしていつも相方に恵まれている事を彼は後で気づいて後悔するのだ。ただ今回は違った。

 

ご存知の通り解散はしていない。その理由は以前「しくじり先生」でも語られていたが、簡単に言えば、彼は変わったのだ。

 

結婚報道を見ると、感謝の言葉がとめどもなくあふれ、ラジオでは自分の笑いが変わってしまうかもしれないという恐怖も吐露し、リスナーの温かいメールに涙で言葉を詰まらせ、また新たな一面を垣間見た。

 

天才というのが何を指すのかは分からない。

 

森博嗣さんが言っていた事を思い出す。

 

才能が無いと諦める人は時間をかけていない。時間をかけてもできない作業もあると思うが、才人の30倍くらいの時間をかけて絶対に無理なのかを判断してもいいのではないかと。

 

確かに天才は努力する。自分の持ってる才能をいち早く自覚し、磨き続ける。

 

努力をしない天才というのは妄想ではないかと思う。そして、努力をし続ける人が天才と呼ばれる姿になる事は人々を魅了する。

 

努力を惜しまない山里さんは、これからもますます面白くなっていくのではないだろうか。弱い人間ほど強いのだと僕は思う。

 

 ↓似た者同士が繰り出す笑い

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 ↓天才と努力の天才の話と言えばこれ。ガラスの仮面もいいけどね。

 

今日の電車

4両目

 

今日も私は電車に乗る。

 

そして他人の行動に違和感を覚える。

 

メイクタイムが始まっているのだ。

 

時々見かけるその女性は動画でメイク術でもアップしているのか、卓越した技術を披露する。

 

乗る時と降りる時では別人なのだ。

 

ビフォーアフターの違いが甚だしい。

 

本人はもっぱら鏡の中のアクトレスに夢中なので、チラ見していると、もうそれは美容クリニック顔負けの整形手術なのである。カラコン、つけまつ毛。涙袋さえ見事にペン先一つで形成してしまう。陰影のつけ方も含め、ほとんどトリックアートの域だ。「凡人は模倣し、天才は盗む」と言ったのはピカソだが、彼女はあらゆるメイク術を試行錯誤し、習得したに違いない。

 

顔というキャンバスに思いのままに描かれる美女の数々。モナリザの微笑み、観音菩薩の品格。

 

ある時は小料理屋の女将、ある時はギャル風、ある時は薄化粧ではないはずなのにナチュラルメイク。

もしかしたら彼女は本当に女優なのかもしれない。

 

「女は秘密を着飾って美しくなるのよ」と言いつつ、メイクして化けるベルモットに似たものを感じる。

 

きっと大きめのバッグにはありとあらゆるメイク道具が揃っているに違いない。

 

さすがにウイッグまで取り出した日には本気でスパイかと疑った。

 

それを公開する度胸もすごいものだ。

 

そこへ行くと男性は不利である。

 

髪型でごまかすくらいがせいぜいだ。

 

生まれつきのイケメンはイケメンであり、雰囲気イケメンは苦労の末だと言える。極端な話、髪型が残念でも顔立ちが良ければ加点される。しかしその逆には限界があるのだ。コンボは無い。ただただ滑るだけだ。

 

女性のメイク動画はものすごい人気だが、男性のヘアアレンジ動画はそうでもない。コメントも女性の方が圧倒的に多いので、結局イケメン目当ての再生数なのだろう。

 

つまり、土台の違いはどうしようもないという事をごまかしようのない男性は中身で挽回するのか。

 

たまに虫除けレベルの臭気を放つ香水レディに出会うこともある。人工加齢臭と言い換えてもいい。

こういう人はきっと鼻が麻痺しているのだろう。

 

深夜の電車で居酒屋臭とパフュームのケミストリーが繰り広げられているとなかなかのものである。これが歌番組ならなかなか豪華なゲストだが。

 

一方で、おじさんならではの整髪剤や香水というのもある。それを嗅ぐとより存在が強調されるような匂いだ。臭い消しが匂いではなく臭いを上乗せしてしまうような。

 

まぁ、かと言っていい香りがするおじさんもちょっと嫌だろうが。せめて翌日はその汚スーツで出勤して欲しくないものだ。おじさんばかり批判するのも公平ではない。私もおじさんなのだから若い人の事にも触れよう。

 

私は基本的に席が空いているなら隅っこを選ぶ。

 

理由の一つは誰かが隣に座っても、一番端に座ればそれ以上詰める必要がなくなるからだ。

 

もし真ん中辺りに座ると両端の陣取りゲームが気になっていらぬ神経を使う事になる。仮に全部の席が埋まって位置が確定されても、次に同志が入れ替わり新規メンバーが来れば、体型や人数によって麻雀牌を整理するかのごとくスライドゲームが始まる。

 

ただ、隅に座るからと言って安心できないのがカバン攻撃である。

 

私は席が埋まっているとドア際に立ちたくなる方だが、一つ気をつけているのがこれである。

 

特に学生に多いのだが、とんでもなく大きなカバンを肩に下げたままドア際に立たれると、そのカバンが端に座っている私の顔の付近をゆらゆらするので気になって仕方がない。

 

もしも顔に当たれば(もちろん嫌だが)相手も気づくのだろうが、寸止めの除夜の鐘である限りはなかなか分かってもらえない。当たる前にとがめても無意味だろう。

 

また肉弾戦もある。端の席にあるガードに全身を委ね、そのガードからはみだすスライム肉がじわじわと私の肌に触れる。気づいて離れる人もいるが、中には私を何かのクッションのように認識するのかそのままぐいぐいと侵食してくる人さえいる。

 

逃げ場が無い。

 

これは何の罰ゲームだろうか。

 

満員電車なら我慢もできるが、そういう人はいつもそうしているのか特に気にもとめない。

 

だから私は少食を心がけ、痩身でなるべく小さなカバンを持つようにしているのだ。

 

もちろんリュックなどもってのほかである。

 

時々、私は配慮してますよとばかりにリュックをカンガルー抱っこしている人がいるが、座席の前でつり革につかまっているのならともかく、満員電車で亀のこうらがメタボに変わったところで空間の問題は変わらない。質量保存の法則を知らないのか。

 

あと、降りる間際になってドア付近でスマホを触る人も理解できない。

 

今まさにみんなが同じ出口に殺到しているその時に、せき止め作業を始めるのはなぜか。後ろで並んでいる私にはつまらないゲーム画面しか見えない。あなたは今おじゃまパネルになっているのに、消せないもどかしさ。

 

もし消せるのなら私は課金してしまうかもしれない。

 

こうして今日も私の中のパズルは解けないままに終わる。

気分はまるで市長さん〜シティズスカイライン

遠い昔、テーマパークというシミュレーションゲームにハマっていました。

よく言い間違われる例にシュミレーションがあるけど、simulationが正しい。

 

もっともある意味、趣味レーションとも言えますね。

 

 

テーマパーク ベスト

テーマパーク ベスト

 
テーマパークDS

テーマパークDS

 
新テーマパーク PlayStation the Best

新テーマパーク PlayStation the Best

 
テーマパーク2001

テーマパーク2001

 
テーマパークワールド

テーマパークワールド

 

 


#1【実況】元ゲーセン店長が新テーマパーク作る【シミュレーション】

このゲームはご想像の通り、遊園地を経営するゲームでお客様が喜ぶような施設を建てて入場者を増やしつつ、自分だけのテーマパークを作るゲームです。

 

面白いのは、ポテトの塩の量を加減して料金を設定したり、ドリンク店の側に複雑なコースターを設置すると汚物が増え、清掃状態の維持を考えるなど単に魅力的な乗り物を作ればいいわけではない。

 

バーガーバーガー ベスト

バーガーバーガー ベスト

 

 


マクドナルドの新商品を「バーガーバーガー」に評価させてみた ~グランクラブハウス編~

そう言えば、ハンバーガーを作るゲームもあった。自分で中の具材を決めながら経営するゲーム。

 

テーマパークの最大の売りはコースターのレールを自分の好きなように決められて、園内の施設はもちろん、立体的なコースターに乗って楽しめる点。

 

 最近だと別のゲームですが、

ローラーコースタータイクーン・アドベンチャー - Switch

ローラーコースタータイクーン・アドベンチャー - Switch

 

 


最高の遊園地を作ろう!Switch新作の経営SLG! #1【ローラーコースタータイクーンアドベンチャー】

が出たばかりですが、以前のシリーズではできた主観モードがないのが残念。

まぁVRでコースター作成ゲームもいろいろ出てきたのでより臨場感を体験したい方は検索してみてください。

 

PS4だとかなり味気ないですが、ダウンロード専用でローラーコースタードリームズがあります。2500円という価格なら納得の出来。コースターにも乗れます。もちろんPSVRにも対応です。

しかもオンラインで世界中のプレイヤーが作ったテーマパークを歩き回れていろんな施設で遊べます。

 


【ローラーコースタードリームズ】実況#1 遊園地設営始めました。


【ローラーコースタードリームズ】実況#3 死のジェットコースターが完成した。

 


ローラーコースタードリームズ[PSVR]


★PSVR実況 ローラーコースタードリーム★ 誰かが作った遊園地で遊んでみた

 

 

さて、最近ハマり出したのがタイトルのシティズスカイライン

 

 

僕はした事がないのですが、いわゆるシムシティの現代版。

 

これの何がすごいって、簡単に街づくりができる点です。

 

道路を敷き、その周りに電力と水を引きます。あとは住宅か商業・工業地区を設定したら、あとはみるみるうちに建物がニョキニョキ生えて行き、人がワラワラと湧きます。まるでアリのようにw

 

ただ説明書が無いので、適当にやると詰みます。

 

でも、動画をいろいろ見てみると、小学校の社会の勉強をしている感覚でなるほどよくできていると感心させられます。

 

例えば、住宅ばかり建てていると、買い物をしたい、働きたいというサインが出始めます。

 

お金が無いと生活はできませんから、工業区を設置しないといけないのですが、住宅地の側に建てると騒音問題や工業汚染問題が出るので、離れたところに建設します。

 

そこまで行くには道路が必要ですが、通勤ルートと物流ルートを分けないと渋滞問題が発生します。

 

同じく商業施設も住宅地から適度に離さないと問題が生じます。

 

そのうち、火災や犯罪・ゴミ問題・死亡者・廃墟の問題に悩まされます。

 

消防署・警察署・ゴミ処理場・霊柩車など各施設をバランスよく配置しないと街が発展しません。税率を少しずつ上げながら収支を調節して街づくりに励みます。

 

労働者は教育を受けないと就職率が伸びないので学校を建てる必要も出てくるなど結構リアル。

 

始めは一軒家の家しか建てられませんが、そのうち高層マンションを建てられるようになり、人口が増えれば増えるほど、これらの問題を解決するより高度な施設を作る必要が出てきます。

 

渋滞の緩和をするために道路を作り直し、車線を増やしたり、交差点の信号機を見直したり、急カーブを無くし、一方通行にして全体の流れをコントロールします。

 

物流ルートが滞ったら、貨物船や貨物駅を作って物資の搬入ルートを別の所から取るようにしたり、通勤ルートとして線路を引いて駅を作り、バスを配置したり、歩道橋を作って自動車の流れを止めないようにするなど、現実社会のルールを想像しながら手直しをするとなかなか面白いです。

 

この辺りは、経済学というよりまるで渋滞学ですね。

 


【シティーズスカイライン】絶対に渋滞しない渋滞対策論_#15/九つの未来コンパス

 

A列車シリーズだとダイヤ設定まで出来て、車窓モードもありますがなかなか敷居が高い印象でしたが、シティズスカイラインは大雑把に作りながらも、後から手直しできるので慣れるとハマります。

 

いつでも俯瞰図からズームインでき、さらにPS4版は主観モードが追加され、人になって歩く、車になって走る、鳥になって飛ぶことも可能になりました。

 

いずれもPS2レベルのグラフィックと雑な操作性ではありますが、自分の作った街を人間視点で眺めるとまた違った楽しさがあります。

 


【シティーズスカイライン】実況 #2-35 街を歩き回れる新機能が楽しすぎてヤバい【Cities: Skylines】


【シティーズ:スカイライン】 PS4 ドライブモードで都市一周してみた【2019.4アップデート】

 

ちょっとチョロQっぽいw

  

チョロQ

チョロQ

 

 

 

チョロQ2 ベスト

チョロQ2 ベスト

 
チョロQ3 PS one Books

チョロQ3 PS one Books

 

 

レースより適当に街中を走り回るだけで楽しかったなぁ。

 


解説しつつも懐かしむ初代チョロQ実況 part1


コメ付き チョロQ2 強烈に面白い 名作やりこみレースゲーム


チョロQ3 街探索

出来上がった街を自由に歩いたり、自転車や車に乗って楽しむなら

 


GTA5楽しく実況プレイ!Part6 - バイクで山のテッペン駆け抜けてみた!

 が有名です。

 

【PS4】ザ クルー2

【PS4】ザ クルー2

 

 

 


【The Crew】1000時間プレイした感想。やっぱドライブゲーだわ

 

ザ・クルーはまるで実在する街を車で自由に走れるゲームですが、そのうちグーグルアースで世界中をオンラインで楽しめるゲームが出るんでしょうね。

 

ただ、自分が作った街を楽しむならシティズスカイラインがおすすめです。残念なのは、地下道や建物に入れない点です。カフェに入って人通りを眺めたりしたいんですが、だったら街に出かけろよ!ってw

 

地形に関しても高低差をいじれるのでそこへ水を流せば滝も作れます。ちなみ街へ水を引く際は、上流に取水施設を排水施設を下流に配置しないと川が汚染されます。

 

ゲームを進めていくと条例設定もできるので、より細かく街をコントロールできます。

 

でも何より素晴らしいのが、資源と資金の無限モード。マイクラで言うところのクリエイティブモードですね。

 

つまり、自分の好きな街を自由に作れるモードです。マイクラはいわゆる積み木ですからコツコツと作っていくしかないですが、こちらは神の視点で街の発展を手直しするのでハイスピードな植物を育ててるような気分になりますね。

 

もっと細かくビルの経営をしたいなら、まるで蟻の生態観察をするような感覚でタワーシリーズや

 

 

ザ・タワーDS

ザ・タワーDS

 
ザ・タワー ボーナスエディション

ザ・タワー ボーナスエディション

 


💿PS ザ・タワー ボーナスエディション The Tower (Japan)

 

つい最近出た

 

プロジェクト・ハイライズ アーキテクトエディション - Switch

プロジェクト・ハイライズ アーキテクトエディション - Switch

 

 

 

 


#1 【プロジェクトハイライズ PS4版】ビル経営でガッチリ稼いでいく

なんかもあります。

 

ちなみにシティズスカイラインはスイッチ版もあるのですが、マシンパワー不足でPS4Xbox版のような有料ダウンロードが今のところ無いので拡張性は望めないし、街が発展していくと処理不足で操作が快適ではないそうです。

 

もっともPS4版でも限界はあるので、やはりパソコン版が一番ですね。MODもあるので、現実さながらの街並みが楽しめます。ただし、かなりハイスペックなパソコンでないと難しいみたいですが。動画をみると羨ましい限り。

 


【Cities: Skylines】リアルな日本の風景:田舎にある川沿いの国道


【Cities:Skylines】リアルな日本の風景~懐かしい日本の田舎町

 

これもうゲームじゃないw

 

でもPS4版も配置パーツが増えて公園のベンチまで置けるようになったので、いろいろ入れたら数百種類の物が配置できるので、十分楽しめると思います。

 

そもそもこのゲーム住人やペットの一つずつに名前を付けられたり、家族構成や追跡モードもデフォルトであるので、かなりスゴイんです。

 

これで満足できないんなら、市長選挙に出馬して下さいね。

 

最後に最近配信されたばかりの有料ダウンロードコンテンツパークライフがあります。

 

今までも飛行船やフェリー、モノレール、ロケット施設などがありましたが、公園や動物園、そして遊園地まで作れるようになりました。

 

遊園地には入場料や飲食店・乗り物などが管理でき、

 

つまりは、テーマパークゲームなんです!まるで別ゲー。経営が進むとレベルが上がり、アンロックされていく乗り物が増えます。さすがに乗り物には乗れないので、コースターも上から眺めるだけなのですが、好きなコースレールが作れます。

 

ちなみに主観モードにすると選べる人物の中に園内キャラやあのアドバイスキャラの全身バージョンで歩き回れます。パソコン版もいいけど、二番目のPS4の主観モード散策は笑えますね。これでも十分面白い!

 


新DLC!パークライフ実況「都市公園前編」|Cities Skylines#1


【シティーズスカイライン】実況 #2-38 新DLCパークライフを遊んでみたらもはや別ゲーでした【Cities: Skylines】


Part61 シティーズ:スカイライン 新DLCのパークライフのアセットがヤバイ!!【Cities Skylines】


新DLC!パークライフ実況「遊園地編」|Cities Skylines#2


✈【街づくり実況】Cities: Skylines 遊園地DLC「パークライフ」登場!

 

有料コンテンツの導入に迷ったら、これだけでも購入する価値はあると思いますね。

 

あとはある程度、街づくりができたら災害DLCを入れてみると、まるで絶対絶命都市ですね。

 

 

絶体絶命都市4Plus -Summer Memories- - PS4

絶体絶命都市4Plus -Summer Memories- - PS4

 
絶体絶命都市

絶体絶命都市

 
絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち-

絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち-

 
絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌- - PSP

絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌- - PSP

 

 


【シティーズスカイライン】災害ミッション 揺れる大地 ナチュラルディザスター


【Cities Skylines】大堤防で災害を防げ!Cities最大規模の大災害に挑む!【シティーズスカイライン】


【シティーズスカイライン】実況 番外編 何度も下水処理したら飲めるのか実験した結果、思わぬ副産物が【PlayStation 4 Edition】

 


【シティーズスカイライン】実況 #2-9 まさかの災害3連発【PlayStation 4 Edition】

 

不謹慎にも思えますが、主観モードにすると本当に怖いです。これVR対応したら夢に見そう。想像では補えない体験ができます。

 

ただ街を作る楽しみに飽きたら、例えばポツンと一軒家風にモニタリングしてみても面白い。

 


【シティーズスカイライン】実況 番外編 2家族だけの街を作ってみたらホラーな展開になった

 


【シティーズスカイライン】実況 番外編 地形ツールの限界に挑んだらすごい絶景ができた


【シティーズスカイライン】実況 番外編 ド●ゴンボールっぽい4家族だけの都市


【シティーズスカイライン】実況 番外編 自転車がないと生きていけない街


【シティーズスカイライン】実況 番外編 続・自転車がないと生きていけない街


【シティーズスカイライン】実況 #2-12 サッカースタジアムが想定外に楽しい【PlayStation 4 Edition】


【シティーズスカイライン】実況 #36 世紀末シティZ最終回 宇宙エレベーターの効果が完全に想定外【PlayStation 4 Edition】

 


Cities:Skylines シティーズスカイラインズ 空港が50個ある街


【シティーズスカイライン】実況 番外編 風景写真を再現したら富士山の偉大さに感動した


【シティーズスカイライン実況#3】最低限これだけは導入したい必須のMOD4選導入方法【Cities Skylines】


シティーズスカイライン実況!フェリーだけの街でミッション「フェリー王国」を攻略する! Part 1


【シティーズスカイライン】実況 番外編 ドラクエのリアルなマップを作る前編【PlayStation 4 Edition】


ロープウェイ大混雑の街! 夢の日本列島 #7【シティーズスカイライン Cities Skylines】

いろんな実験をみなさん楽しんでますねw

 

あとは人が作った街を散策してみたいので、オンライン機能があると神ゲーですね。

 

まぁ、今後のシリーズに期待ですね。

 

 

あなたが日本に来たら気をつけること

海外から日本に訪れる際に気をつけることについて検索してみると、主にアメリカと日本との違いが感じられてなかなか面白い。

 

まず、日本は「安全」

 

銃の携帯は認められてないからね。一部を除いて。

 

自販機の多さが治安の良さを表しているという。なぜならアメリカでは自販機ごと金銭目的で盗まれるのだそうだ。どんな国だよ!知らんけど。

 

あと、現金のやりとりがメイン。デパートなど大型の店舗ならともかく、ちょっとした飲食店でカードが使えるかどうかは日本人でも気になるところ。

 

だから日本円の用意は先にしておく。両替もそう簡単にできるわけではない。またプリベイド式の交通ICカードも推奨されている。ICカードで買える自販機もわりとあるし。

 

その交通機関だが24時間制でないことに注意とある。できればフリーパスのようなものを買うのがお得だとも。

 

ということは向こうは24時間で動いている地下鉄があるのだろう。日本で24時間営業と言えば、最近は飲食店もだんだんやめる傾向にあるものの、コンビニなら結構ある。しかも大抵の物はここで揃う。

 

看板も独特。何せ、漢字・ひらがな・カタカナが入り混じり、ローマ字と英語も混ざっているのだ。しかもバスの停留所レベルになると英語表記は無いに等しい。

 

タトゥはダメ。おそらく温泉が一つの観光目的である海外人にとってはショックではないだろうか。なぜダメなのかは語らないでおこう。

 

あと、旅館に限らず、飲食店でも土足厳禁の場所がある。個人宅に入る時は必ず靴を脱ぐのも当たり前。

 

宿泊施設ではチップは不要。英語を話せる日本人は少ないが、「おいしい」「ありがとう」「すみません」「はい」「いいえ」、1〜10の数字が言えればOKらしい。

 

店員はお客様ごとにつくのではなく、ベルやジェスチャで呼ぶ。麺やスープは音を立てて食べる。

 

公共の場所では物を食べたり、大声を出さないのがマナー。

 

ただし、関西は別。

 

って、オーイ!

 

確かにw

 

電車の中でも関西人はかなりの大声で話すのが普通だし、たこ焼きを食べながら歩くのは文化の一つだ。エスカレーターでは、関東とは違って左側を空ける。4〜6人掛けのテーブルが一般的だ。

 

巨大な地下街があるという表現もいくつか見かけた。アチャラには地下の巨大なダンジョンは珍しいようだ。ウィザードリィは向こうが発祥なのに。

 

人や物を指さしたり、見知らぬ人に挨拶するのは失礼だともある。

 

過剰な店員の「いらっしゃいませ」攻撃に面食らう人も多いらしい。表情が読みにくい日本人が笑顔で大声を出しながらお辞儀をする奇妙さは、日本人だって少なからず疑問なのだから、そういう文化が無い国から来ればかなり奇妙だろう。

 

そう言えば、先日もそう語っている外国人をテレビで見た。

 

その人が言うには、あまりの気持ち悪さに早々に店を出たらしい。またある時、日本人にぶつかったので謝ったら、向こうも謝ってきて、「すいません」合戦が続き、いつやめたらいいのか分からず困惑したと言う。日本人は律儀だと。

 

喫煙場所は決められており、ゴミ箱は少ない。ゴミ箱が無い時は自分で持ち帰る必要がある。

 

病気でもないのにマスクをしている。温水式のトイレと和式型があり、和式は座り方の向きまで説明されている。サマータイムは無くて、四季がある。桜、着物、茶道、芸者、侍文化。

 

観光スポットは常に混んでいるので、早朝に行く方が良い。公共交通機関は大きなスーツケースを置くスペースは配慮されていない。

 

電車の中では足を組まない。誰かの家を訪問する時は、つまらない物を持参する。日本の住所はかなりややこしい。

 

こうやって並べると、日本ってそんなに特殊なのかという気がする。

 

2020年のオリンピックまでにこれらのいくつかは改善されていくのだろう。何でもかんでも海外人向けになる必要はないが、一番の問題は日本人の意識ではないかと思うけど。

 

 

 

 

星野源という人

星野源という人をよく知らない人に向けて、今日は少しまとめてみようと思う。

 

と言っても、そんなに詳しくはないのだけど。

 

ただ、星野源くも膜下出血という大病に倒れてから、いろいろと考え方が変わったらしい。

 

病室の中でひたすら自分と対峙した結果、自分の内なる声はもういいから他の人の声が聞きたいという思いに駆られ、作った曲がSUN。

 

「君の声を聞かせて」が印象的なサビはみんなの心に響き、大ヒット。

 

そこから現在の国民的スターに至る。

 

そんな源さんもこちらの本によれば、

 

いのちの車窓から

いのちの車窓から

 

 

療養中は誰かの声が聞きたくて、別人になりすましてtwitterをしていたという。

 

生きる気力を失い、頭痛に苛まれるためテレビの発する光さえまともに見れず音だけで過ごす病室。

 

がむしゃらに働き続けた男の孤独。

 

今の彼からは想像もできない。

 

さらに本にはこんな文章が載っている。

 

10代から20代にかけて、いつも「ひとりぼっちだ」と思っていた。そのたびに悲しい気持ちになり、周りにたくさんの人がいたにもかかわらず、心はひねくれた。変な理想を掲げ、現実を見ることができず、幸せを感じないように自分を追い込んでいた。

 

「幸せになってしまったら良い表現はできない」などと、己の人間性や才能に自信がない自分を正当化するための、言い訳にまみれた情けない理論を掲げたりした。嫌う必要のないものを嫌い、好きでもないものを好きと言って、人と違うことをアピールしようとした。

 

幸福でありながらもハングリーな表現ができる人が本物だと思うようになり、自分の心に偽りなく好き嫌いを感じられるようになり、誰かに馬鹿にされたら、「そうですか」と笑いながら、こころの中で普通に傷つくようになった。

 

自分はひとりではない。しかしずっとひとりだ。  

 

誰かが手を差し伸べてくれた時、優しくしてくれた時、助言をくれた時、そばにいてくれた時、ひとりではないと思えた時の記憶だけが増えていくようになった。

 

ラジオ番組のあるメールで彼が答えた事を思い出す。

 

30歳近くまで劣等感に苛まれた彼は、ある時内面を変えようと思った。すると周りに素敵な人が増えた。そしていつしか自分もそう思われる存在になったのではないかという。

 

もしかすると、素敵な人はずっとそばにいて気づかなかったのかもしれない。素敵の電波を受け取るには心の余裕が無いと難しい。

 

果たして僕はそんな電波を出しているのだろうか。そして、すでに出ている周りの電波をちゃんと受信できているのだろうか。

 

星野源はそんなことをふと僕に思い出させてくれる素敵な人なのである。

スズメと僕の話

ずいぶん昔の話。

 

ある日、ベランダに一羽のスズメが飛び込んで来た。

 

バタバタした羽音と鳴きわめく声に何だろうかと覗いてみたら、スズメがそこにいた。

 

かなり小さい。

 

子どものスズメだ。

 

どうやら羽が傷ついているらしい。

 

僕はそのスズメを何とかしてあげたいと思ったけれど、まだ子どもだったので、どうしていいか分からなかった。

 

とりあえず水をあげることにした。皿に水を入れてくちばしに近づけてみた。

 

猫や犬のようにすぐに飲むのかと思ったら、スズメは何の反応もしなかった。

相変わらずピーピーうるさい。

 

僕はどうしたものかと考えた。

 

答えは出ない。

 

周りを見てみるとスズメが近くの電線にとまっている。何となく親鳥ではないかという気がした。

 

そういう気がしてくると、なんだか僕が子どものスズメをいじめているような気持ちになった。

 

頼むから鳴かないでほしい。誤解だ。そんな気持ちでスズメを見ていた。

 

お腹は空いていないのだろうか。

 

スズメは警戒心が存外強い。

 

とくに子スズメから見れば、いくら小柄な僕でもとんでもなく大きな生物なのだろう。

 

脅威を感じるのも無理はない。

 

やがて子スズメは鳴き止み、動かなくなった。

 

どれくらいの時間が経ったかは覚えていないけれど、そんなに長い時間ではなかったと思う。

 

結局、何もできなかった。

 

僕は庭にその子を埋めた。

 

あれから何十年も経ったけど、スズメを見ると時々思い出す。

 

このスズメはあのスズメではないのだと。そして、歳を取った今でもスズメを救う自信は全く無い。

 

 

 

Eye of the Stormと星野源と

さてさて、毎日

 

これ

 

 

これ

 

を聞いている。理由は特にない。

 

あえて言うなら、今の自分にとっては心地いいアルバムだから。

 

 

 

MUSICA(ムジカ) 2019年 03 月号 [雑誌]

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とアマゾンのレビューなどを読んでみた。

 

そして、これも見てみた。


ワンオク新アルバム"Eye of The Storm"を徹底分析!

 

このアルバムはアメリカの音楽のやり方を全面的に取り入れたらしい。

 

デモも含めれば60曲くらいの中から、いろんなプロデューサーと力を合わせ、選んだ13曲。

 

アメリカ育ちの井上ジョーさんによれば、(気遣いの部分はあるかもしれないけど)英語としては間違っていない。ただし、アメリカ英語とイギリス英語が混じり合い、また歌としてあえて発音を極端にした方がより意味が伝わるというアドバイス

 

マルチリンガルならではの苦悩を踏まえた上での動画だったと思う。それにしてもマルチリンガルシンガーってカッコいいですね。しかも思いやりを感じる人柄の良さがにじみ出た素敵な動画でした。

 

他の動画もなかなか面白いので登録しちゃいましたよ。

 

少なくとも音楽的にも、英語力にも、僕よりは圧倒的に長けている人の話に、きっとそうなんだろうと思いました。(ちなみに井上ジョーさんは漢字はかなり苦手です)

 

TaKaのインタビューを読むと、今までのファンが批判する気持ちも分かっている。でも、ロックは今のアメリカでは勝負できないのだと、向こうのやり方で自分がどこまでできるのかを試したい、夢を目指す気持ちは変わっていないのだと。今はまだまだいろんな事を勉強中なのだと。

 

その意味で、実にいろんな歌い方や声の表情が聞けるアルバムである。

 

僕は以前書いたように、

 

ktfield.hatenadiary.com

 

全くそういう情報も無かったので、日本のファンを大切にしたいという気持ちは分かるものの、時々混じるゆりやんレトリィバァ的な日本語詞は(たとえ伝えたいものがあったとしても)いらないのではないかと思い、洋楽盤も買ってみた。

 

洋楽盤のみunforgetableという曲が入っている。もちろん全英語詞。

 

実にいい。違和感が無い。

 

違和感と言えば、アメリカ人が日本語盤を聞いたとして、英語に混ざる日本語をこれが日本語だと思われると、それはちょっと違うよなと日本人が感じるものに似ているのではないだろうか。

 

英語の発音に違和感があるかどうかは僕には分からないけど、日本語の部分は洋楽っぽく歌っていると思える。外国の人が日本の歌を歌っているような感じだ。

 

まるで、外国の方が「てんぷら」を「てんぷーら」と発音するような、東京が東京でないような、あの感じ。

 

別に日本語としては間違ってはいない。

 

サザンの歌で日本語を覚えるのは相当難しいだろうなという感じの日本語とか。桑田節ってあるし。

 

決して日本語として間違っているわけではないけど、歌に乗せる言葉のリズム。例えば、宇多田ヒカルの独特の乗せ方とか。まぁ、一種の言葉遊びや響き、洋楽にあるような韻の踏み方もそういうものの一種だろう。

 

あえて、それをするなら分かるけれど、日本で出すならサビの部分だけ英語にして、メロディの美しさをアピールする形もあったように思う。

 

まぁ、そう簡単なものでもないだろうけど。

 

そこで、先日聞いた星野源オールナイトニッポンの話を思い出す。それはアルバム「POP VIRUS」の表記について。

 

これをカタカナにすると、「ポップウイルス」と読む。もちろん英語の発音とは相当かけ離れている。しかし、星野源さんはあえてこれをタイトルに選んだ。

 

なぜか。

 

日本ではウイルスという読み方が浸透している。例えば病院に行ってお医者さんがヴァイルスがーと言うとなんだかカッコつけてるみたいに聞こえるでしょ?と。

 

でも、彼はそれこそが洋楽に影響を受けて日本という場所でポップスを作った今回のアルバムにぴったりだと考え、あえてそれをタイトルにしたと。

 

一方で、「Eye of the Storm」というアルバムに何らかの批判をする人は、これからも日本のロックをガンガンにやっていく(と期待した)バンドが過去を否定して、アチャラに行ってしまったような悲しみや不満をぶつけたいのではないかと思う。

 

星野源さんのようにその人が影響を受けた何かを本人のフィルターを通したモノとして聞きたかったのかもしれない。

 

たまたまワンオクに対して、僕にはそれが無かっただけの話だ。

 

ところで音楽というものに対して、星野源さんは自分の曲にはまるで過去の音楽の何々だとか、そういう理論めいた意見より、その曲から感じたそのままの感想が聞きたい、余計な解説はできるだけしたくないと常々語っている。

 

僕のワンオクとの出会いは、前情報が無かったおかげで奇しくもそれに近いものになった。ただそれだけの事だろう。

 

ファンを否定するとか音楽は〜なんて言いたいわけではないけど、僕はどんな作品もできるだけ先入観なく接したいなと思う。

 

でも、例えば僕は星野源さんが作るこれからの楽曲にはそうもいかない。

 

極端に言えば、僕の趣味ではない楽曲を彼が作っても僕はそれを受け入れようとするに違いない。なぜなら、僕は彼が作るモノに興味があるからだ。

 

ある時は、何かの役。何かの文章。何かの言葉。何かのサウンド

 

それは作品をそのまま味わうには、時に邪魔なものかもしれない。

 

星野源 音楽の話をしよう (AERAムック)

星野源 音楽の話をしよう (AERAムック)

 

 

の中で彼はこう語っている。

 

「見る人、聴く人がそれぞれ自分のものにしてくれたほうがいいですよね。作ってる人が自分だけのものにしないのって大事なんだなって。だから自分の作品も、リリースした瞬間に自然と聴かなくなります。誤解されるのもいいなと思って」

 

この意見はわりとモノを作る人から聞く話だ。

 

そう言えば、昔ユーミンは誰が創ったか分からない曲だけどみんなが知っている曲を書きたいと言っていたし、村上春樹さんも文体を感じさせずに誰が読んでも伝わる文章を心がけていると言っていたように思う。そして、作品は自分の手から離れた時からその人の物だと。

 

「天啓」という言葉があるように、まるで人間でない何かが創造したと思える産物がこの世には存在する。

 

もちろんそれは人によって違うだろうが、何でこんなモノが存在するんだという驚きに出会った時、最近ではそれを安易に神と呼ぶらしい。

 

我々が天才と呼ぶ人は孤独である。僕が努力の天才と呼ぶ彼はこう語る。

 

「音楽でも同世代の仲間が全然いなかったから。どこにもハマらない感じがずっと寂しくて。でも30歳になる頃、がんばってどこかに属すのはやめよう、自分の場所を作ればいいんだと思うようになったら、みんなが妙に受け入れてくれるようになったんだよね」

 

でも、その後、恋ダンスブームがやってくる。

 

ファンクラブ冊子である「YELLOW MAGAZINE」によれば、スケジュールの過密さと曲づくりの大変さでかなり精神的にきつかった事がうかがえる。もしもツアー中に体調を崩したら大変な損害が出てしまう恐怖。創作における孤独との戦い。

 

これは現在海外ツアー中のワンオクにもあてはまる事だろう。

 

つまり、浅い考えでアルバムを作ったりはしないという事だと思う。彼らはインディーズではない。メジャーのトップにいる第一集団だ。それでどれだけの人が生活をしているのかと考えれば自明だ。

 

しかし、僕らは単なる音楽の受け手だ。どのようにそれを受け取ろうが自由だ。

 

ただそれを喜んで受け入れている人にあえてちょっかいを出さない節度だけは持っていたい。自分が感じたことをただ優しい言葉で表現する、それだけでいい。

 

「音楽の話をしよう」の中でバカリズムさんとの対談が印象深かった。

 

「劣等感というか、音楽はやっぱ強いなって。お笑いってどうがんばっても音楽に負けちゃうんですよね。音楽には記憶が張り付くから。お笑いの記憶ってネタの記憶でしかないじゃないですか」

 

「ネタの場合は、主役はネタなんですよ。でも音楽は聴いている人が主役になれるじゃないですか。聴きながら、自分を投影して」

 

毎日目に入る風景を僕はまた音楽に練りこんでいく。