はずれスライムのつぶやき

どうでもいいことについて適当に考察していきます

幼女戦記〜まるでガンダム

 そのいかにもなタイトルから避ける人も多いかと思われる作品

 

 

 しかし、アニメのシーンを少しでも見た人なら、何かを感じる作品でもある。

 

 

異世界セフィーロに迷い込んだ少女が魔法を使って戦う話。マジックナイト・レイアース田村直美の「ゆずれない願い」は紅白まで出場するほどのヒット曲。

 

 ついに、まさかのスパロボ最新作にまで登場。

 

あるいは、

 

 

辺りを思い出すのも無理はない。

 

タイトルやパッと見の感じでは、幼女が世界大戦に紛れ込んだような、はちゃめちゃ魔法バトルを想像してしまうのも無理はないのだ。

 

しかし、主人公の幼女は幼女の仮面をかぶった冷徹なマッドリーマン。

 

その幼い容姿からは想像もできない辛辣なセリフを大人達に吐きまくる。

 

萌え要素は皆無。

 

敵にニュータイプのようなキャラが次々に現れるわけでもなく、戦略がメイン。見ているうちにガンダムを見ているような気分にさえなってくる。

 

漫画や超絶長い原作本もあるらしいが、アニメの一番の良さは作画もさる事ながら、あたかも戦闘機のようにライフルを持った人間が隊列を組んで飛行しながら銃撃するという斬新さ。

 

まるでホウキにまたがった少女が隊列を組んだ軍人たちを引率して、戦闘機を叩くような荒唐無稽バトルが目を見張ります。

 

魔法と言っても、空中移動ができる装置のエネルギーやバリア、トドメの一撃に使われるのみで、見ている感覚は空中シューティング。

 

もしこれが、イケメン青年がロボットに乗って戦闘していたら凡庸な戦記アニメになっていた事を思うと、やはり主人公は幼女でなければならず、実写化できるかと言えば、わずか9歳でこれを演じられるのは当時の芦田愛菜ちゃんでも無理だろうし、相当な物議を醸し出しそうな気もする。

 

これはアニメだからこそ成立するタイプの作品なのだ。

 

そう考えれば、主人公の声を熱演する悠木 碧さんはまどかの声とはまた別の意味で裏切ってくれる熱演で素晴らしい。

 

ひぐらしのなく頃に」から始まった見た目とのギャップ、

  
 

まどマギ」の見せかけ異世界転生魔法少女モノ、そういう類が好きな人ならドハマりする作品である事は間違いないと思います。

 

ゲームで言うと、

 

 

ちょっとかするかな。雰囲気だけ。結構残酷なシーンも絵の温かみによって、あまりそれを感じないのもアニメの良さ。

 

音楽、演出、躍動感あふれる作画レベルは「進撃の巨人」並みにスゴイです。

 

個人的には、主人公が突出しすぎているので、もっといろんなキャラが出てくるといいなと思いますが、まだまだ長い話の第一部ですから今後に期待。

 

内容としては、コナン君を見ているうちに高校生である事を忘れるように、かなり偏った思考のおっさんが中身の見た目は幼女を見ているうちに戦争という非日常な日常について考えさせられるという何とも不思議な作品にであいました。

 

 

 アニメとは若干違うらしいコミック版

幼女戦記(1) (角川コミックス・エース)

幼女戦記(1) (角川コミックス・エース)

 

 

 さらに濃い〜原作小説。アニメの第一部は3巻までの3分の2の内容なのだとか。

幼女戦記 1 Deus lo vult

幼女戦記 1 Deus lo vult

 

 

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