祝二年ぶりの再開であり再会!
長かった。
前巻から
二年に近い刊行。
作者の葦原さんが首を痛めて1年の休業に入られて単行本もなかなか発売されなかったので、待ちわびました。もちろん、体調が戻ってからゆっくり刊行して欲しいというのも読者の願いですが。
アニメ化もされ、一定のファンがいてこその週刊ジャンプから月刊誌ジャンプスクエアへの移籍。どういう形であれ、続きが読めるのは嬉しいことです。
この作品の魅力は、言ってみればロールプレイング的サバイバルバトルですね。
異界の敵と戦う序盤の怒涛の展開に、こんなに早いペースでこの先持つの?と思いましたが、それからは校内模擬テストばかりという停滞感も否めません。
でもそれは逆に、校内にどんなキャラがいるのかを認識させ、AKB的ファン心理をあおりながら、いずれ選抜された地球代表と異界の敵へのバトルになる事が予想されるので、スキンケアを入念に行う美魔女のような気持ちで読んでます(どういうこと?)
この作品の面白さはキャラの持つスキルと戦略です。
各キャラにスキルをカスタマイズして、箱庭の中でバトルするゲーム感覚が漫画化されているので、実に現代的。スマホアプリやゲーム化もされていますが、まさにぴったりです。
ジャンプらしい作品で、絵もキレイでアバター同士のバトルなので、腕や足が飛ぶという描写もありますが、あくまで仮想空間での出来事であり、進撃の巨人ほどのエグみもなく、安心して家族で読めます。
今風に言えば、まさにこれ。
みんなでワイワイ、適当にボタンを押しながらガチャガチャプレイで爆笑必至の任天堂ソフトに近いですね。
さて、戦略が面白い漫画と言えば、やはりこちらも外せないでしょう。
もう何でこんなに毎回熱くて面白いんでしょう。
横山光輝さんの三国志に北斗の拳をトッピングしたような傑作。ページをめくりたいけど、めくりたくないくらいのもったいなさに苛まれながら、頭から湯気が立ち込める興奮を覚える名シーンの数々。
戦場を駆け抜けた名将が登場する度にカッチョいいーと叫びたくなります。
いくら史記という史実がベースにあるとは言え、漢文の授業で見たような簡素な漢字の並びから、なぜあんなに魅力的な武将が造形できるのか謎。キングダムが終わったら、是非とも三国志も描いて欲しいですね。
でも、中国が秦の始皇帝に統一されるこのお話はまだ中盤折り返し点といったところ、
一巻から12年経っているのですから、少なくともあと10年は終わらないでしょう。そうなると、僕のような老境にさしかかった身としては、
と共に棺桶で焼却されるまでに読めるのか甚だ不安であります。
まぁ、そういうトキメキを持って笑顔でバイバイもいいかもしれませんが。
て、自虐的すぎるだろ!
本も漫画も映画もドラマもゲームもハマってる時は最高に幸せですよね。でもジェットコースターは登ってる時が一番楽しいのかもしれません。
- アーティスト: 荒井由実
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2000/04/26
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