はずれスライムのつぶやき

どうでもいいことについて適当に考察していきます

プレイステーションクラシック〜名作ゲームについて

 

 

が昨日発売された。

 

何となくお祭り気分で売り場に行ってみると、発売日の午前中とあってか店頭販売も行われていた。

 

と書くと、今日のタイトルと相まって購入したと思われるだろうから、最初に断っておくと購入はしなかった。

 

でも、それは自分が懐かしく思う収録ソフトが

 

 

 

 

でダウンロードできるので、収録ソフト以上の拡張性がないハードを改めて購入する必要を感じなかっただけだ。

 

すでにメーカーの生産終了も決まってしまったVItaもVitaTVも所有しているのだから、懐かしのソフトが1000円前後でダウンロードできるのであればあえて買いたいとは思わなかった。

 

ただ収録ソフトの中にはダウンロードできないものもあり、コレクションとして新しい(旧小型)ハードを購入した人を非難するものではない事は予め断っておく。

 

さて、今回語りたいのは、ハードの事ではなくて、ソフトの事だ。

 

プレイステーションクラシックに収録されている作品タイトルを眺めて、久しぶりに当時ではできなかった55型の大型テレビの画面でやってみたくなったので、VitaTVでいくつかダウンロードしてみた。

 

 

XI [sai]

XI [sai]

 

 

 

I.Q インテリジェントキューブ
 

 

いずれも名作パズルゲームだ。

 

初めてこのソフトに触れた時、これはもう絶対売れるなと思った事を思い出す。名作というのは、やっぱりそれくらいのインパクトがあるものだ。

 

もちろん、これらは続編が発売されている。

 

シリーズ化したソフトの第一弾というのは、今プレイすると劣化を感じるのも事実だが、例えばガンダムドラえもんが古びないような大御所感がただよっていて、リアルタイムで体験した世代ゆえの思い出補正というのは否めないにしても、すでにほとんど完成している面白さがある。

 

知らない人のためにそれぞれのソフトの内容を軽く紹介すると、

 

Xaiは操作するキャラを立体的なサイコロの上に乗せて転がしながら、上面のサイコロの目と同じ目のサイコロをその数だけ(例えば乗っているサイコロの上面が5なら5の目のサイコロを5個)隣り合わせにすると消せるゲームであり、IQはプレイヤーに迫り来る立体的なブロックを爆破させながら、前進していくゲームである。

 

と書いても、未プレイの人には何の事やら分からないだろうから興味が湧いたら動画検索をして見てもらう方がいい。いずれも発想が斬新であり、やればやるほど良くできているなぁと感心する。

 

そして、何よりスゴイのは面白い物には多少の劣化要素など大した問題ではないという事だ。

 

画質や操作性は今のゲームと比べるといろいろと不満がある。リメイクでもしない限りそれらは改善されないのだからこれは仕方がない。

 

でも、プレイしていくうちにそんな事はどうでもよくなるくらいに面白いのだ。

 

そこでふと思う。

 

今のゲームにこの面白さがあるのだろうか、と。

 

ちなみに僕はファミコン時代からずっとほとんどのハードを買っているので、3ds,ニンテンドースイッチPS4Xboxなど人よりは多くのハード(とソフト)を持っている方だと思う。

 

だから、まるで昔の名作映画と今の映画を比べて論じるような事はしたくはない。

 

そもそも全く違うゲーム作品を比べる事自体おかしいとは思う。

 

しかし、あの頃のゲームと今のゲームの現状については、どうしても比べてしまう。

 

よく言われている事だが、スマホゲームが主流になり、いわゆる家庭用ゲーム機は実に難しい立場にたたされている。

 

確かに多大な開発費や人件費がかかるゲームソフトよりも、何も考えずにボタン連打すればご褒美がもらえるプチゲームの方が課金してもらえる率は高く、儲かるだろう。しかも複雑なプログラムでない故に不具合が出ればすぐに修正ができ、ユーザの声を反映しやすいシステムには安心感もある。

 

同じ労力をかけるにしても高性能のスマホなら、ひと昔前に流行ったような名作を模倣するくらい簡単な事だろう。

 

僕は基本的にはスマホゲームをしない。でも、それは物理コントローラーと比較的課金要素の少ないパッケージ作品を買い続けてきた習い性みたいなもので、一般的に言えばゲーマーと呼ばれる少ない方に分類される方だと思う。

 

そんな僕でも毎週ゲーム誌を読みながら、ネットで情報を集め、月に1、2本ゲームを買う程度のものだ。メーカーにとっては、課金ユーザーの方がおいしい客である事は言うまでもない。

 

新作ソフトを買っても、お気に入りソフトベスト10を揺るがすほどの作品に出会う事はほとんどない。

 

たまに面白いソフトに出会っても、それは極論すればかつて何かのソフトで味わった楽しさであったり、懐古趣味による補正である事が多い。

 

どんな分野でも、斬新なアイデアというのはそうそう出てくるものでない事は分かっているし、それだけが面白さでない事も分かっているつもりだ。

 

こういう気持ちは、つい先日放送されたM1グランプリで、斬新な笑いやネタを評価するのか、オーソドックスな漫才に点を入れるのか、と毎度のように審査員の方々が悩んでいるのに似ていると思う。

 

昔ながらの手堅いシステムをさらに進化させただけのゲームと作りは荒いがこれからのゲームの方向性を変えうる可能性を感じる斬新なゲームと。

 

笑いもゲームもそれだけで論じられるわけもないが、大きく二分されるのではないだろうか。

 

ユーザーの一人としては、どちらも好きなのだが、昔のゲームには作り手のチャレンジ精神をひしひしと感じる勢いがあった。

 

今回の収録ソフトでもう一つ挙げるなら、

 

 

メタルギア ソリッド

メタルギア ソリッド

 

 

 初めてこのソフトをした時は、同じく収録ソフトである

 

バイオ・ハザード ディレクターズカット

バイオ・ハザード ディレクターズカット

 

 

に代表されるようなサバイバルアクションが主流であったため、とにかく向かってくる敵は倒すものだと思っていた僕は、メタルギアを始めるとすぐに敵に見つかってしまい、即ゲームオーバーを繰り返し、心が折れた。

 

なんだこのゲーム全然爽快感が無いし、面白くないじゃん。

 

しかし、オープニングのムービーもどきの立体的な人形の動き、声優やカメラワークの素晴らしさには何とも言えない魅力が溢れ、そもそもこのゲームはスパイとなって敵地に潜入するゲームだと理解し、アクションゲームの苦手な僕を数々の面白要素でエンディングまで導いてくれた。

 

そして、このゲームは僕に再びプレイを開始させ、そのプレイ画面を(繰り返し鑑賞できるように)録画させ、シリーズ作品を買わせ、サントラも買わせ、さらには鮮烈な小島秀夫イズムを感じさせた名作中の名作になったのだ。

 

今見ると確かに画像は粗い。そのせいでスマホの美麗な画質に慣れ親しんだ今の若い世代にはこの面白さが伝わらない可能性は多分にある。

 

それはまるで名作と言われる文学作品が旧仮名遣いゆえに読む気にならないとか、絵柄がダメすぎて受け付けられない漫画のようなものだ。

 

でも、あなたは、「花より男子」を「進撃の巨人」を否定するのか?

 

あなたにとっての(あるいは多くの人がかつて絶賛した)名作を否定する事ができるのか?

 

いや、別に否定してもいいんですよ。

 

ただ、そこにしかないものを見たくないですかという話。

 

そして、僕はそういうものを見たい人種なんでやんすよ、旦那。

 

だからね、だからよ、そういうものを見せてよと言いたい。

 

そして、言った。

 

書いた。

 

読書の話で何度も書いたように、琴線に触れたものに出会った経験があればあるほど、またその感覚に出会いたくて追い求めるという気持ちはわりとよくあるのではないでしょうか。

 

自分の好きなものって、そういう経験から生まれるよね?

 

だから僕はゲームを見捨てない。たとえみんなが見捨てても、僕の事は嫌いになってもゲームの事は嫌いにならーはいはい。

 

さて、また長くなってきましたが、昔のゲームのじじい談義を書いていても面白くないと思うので、一応最近買ったゲームの話もしておこう。

 

 

ラピス・リ・アビス - Switch

ラピス・リ・アビス - Switch

 

 

いわゆるハクスラアクションゲームである。

 

もっと平たく言えば、何も考えないでボタン連打してたら、いろんな宝物がザックザクで時間つぶしに最適なゲーム。

 

あれ?これってスマホゲームみたいなもの?

 

うん、そうそんな感じ。

 

課金要素の無い(今後あるかもしれないが)、スタミナゲージも無い連打ゲーム。

 

目新しい要素はほとんど無い。

 

でもよくできている。ここをもうちょっと改善すればというのは無きにしもあらずだが、たぶんこういうゲームだよねと想像した水準は満たしていて特に大きな不満は無い。

 

お涙頂戴映画を泣くつもりで観に行ったら、やっぱり泣けました。でも、誰かに熱く語るほどのオススメはしないが、自分は好き、みたいな感じの作品。

 

プレイ動画を見れば、好きかどうかはすぐ分かるタイプのゲームだ。

 

ただ、売り上げとしては難しいだろうなぁと思う。このジャンルの名作とは比べるべくも無い。こういうソフトは発売日初週の勢いを保つ事はほぼ無理で、ユーザーの期待値を裏切る隠し要素や職人並みの作り込みが無いと売れない部類だ。

 

それでも僕は果敢に挑戦して欲しいと思うし、応援したい。特に日本一ソフトウェアはやり込み要素を売りとした名作が多いし、時にユーザーを裏切るような果敢に攻める作品もあるので期待している。

 

そういうソフトを見捨てないで欲しい(以下略)

 

噂ではPS5は今までのPSソフトが全てプレイできる仕様になるのではないかと言われている。特許申請された技術からそういう憶測が生まれているらしい。

 

ただ、それはほぼ間違いないと思う。

 

というのも任天堂ソニーもこれまでいくつかのハードでそれをやってきたし、すでにダウンロードで購入したソフトが無になればこれまでゲーム産業を支えてきたユーザーは怒るに違いない。

 

仮に新ハードにその機能が無いにしても、何らかのサービス(スマホでできるとか)を設けざるを得ない。もし、それができなくなったら、ますますゲームが売れなくなるのではないだろうか。

 

スマホゲームなら、機種変にも対応しているし、かつてのアプリはほぼ使用できる。中にはオンラインゲームのように運営が難しくなって廃止されるものもあるが、人気があれば新シリーズとして登場する。

 

ライバルがそういうシステムである以上、かつての遺産を利用するのは自明の事である。

 

ただ、それはかつての名作と新作を同時に目にするという事を意味し、安い名作と高い新作ならどちらが得をしそうかという競争になる。

 

そこで、やたらとリメイク作品や移植作品、シリーズを復活させた上での続編が作られる事になるのだ。

 

そして、大抵そういう作品はかつてのユーザに酷評され、今のユーザに受け入れられる事も難しい。

 

かつてゲームソフトは10万〜100万本売れるのが普通であり、ヒットソングのようにいくつものメガヒット作品が林立していた。現在も一部のソフトは200万本を超えるものもあるが、シリーズ作品である事が多い。

 

その意味で今や任天堂の代表作にまで成り上がったスプラトゥーンの登場はほとんど奇跡と言える。

 

でも、やっぱり面白いソフトというものは存在し、生まれている。

 

特に僕がゲームに期待するものは、かつてない体験やアイデアだ。そういう意味ではVRもまだまだこれからだと思うし、携帯ゲームとスマホ、据え置きゲーム機とパソコンの競争については興味がある。

 

gameには遊びの他にも試合や狩猟における獲物という意味もあり、何かと競争したり、追い求めるようなイメージが含まれている。単なる時間の浪費ではなく、常に刺激を受けるゲームという娯楽を僕は愛して止まない。