はずれスライムのつぶやき

どうでもいいことについて適当に考察していきます

ダーケストダンジョン〜ランダム要素満載のハクスラダンジョン

発売日にニンテンドースイッチ版を買ったものの、操作が面倒臭すぎて放置してたよゲームシリーズ。

 

でも、慣れてきたらなかなかやめられなくてブログを書く時間を奪われてますよシリーズ。

 

その名も「ダーケストダンジョン」。

 

詳しくは人気実況ゲーマーのこちらの動画を見れば分かるのですが、かなり慣れている人の動画なのでスムーズに進み、これは面白そうと買ってしまうと積みゲーになる率はかなり高いです。

 

 


#1【RPG】弟者の「ダーケストダンジョン(先行プレイ)」【2BRO.】

darkestdungeon.jp

 

どちらかと言うと、慣れてから見るとより楽しさが分かる種類のゲームです。

 

海外ではすでに150万本以上売れているというゲームですが、どこが面白いのかを僕なりに紹介したいと思います。

 

ちなみにスイッチ版ではなぜかキャラクターの名前がアルファベットしか使えないため、PS4版も買ってしまうくらいハマっていますが、両方を合わせて20時間ほどで、まだまだ序盤という恐ろしいくらいゆっくりしか進まないゲームです。

 

このゲームは一言で言えば、ランダム要素が満載すぎます!

 

そもそもダンジョンゲームの代表格と言えば、

 

ウィザードリィ

ウィザードリィ

 

 

ですが、このファミコン版がある意味一般的に普及させたアレンジ作品です。

 

もちろん、元はパソコン版で、今から見るとワイヤーフレームで構成された3Dダンジョンを進みながら、ほとんど文字だけで表現されたバトルやキャラクターで冒険し、宝箱から武器や防具を獲得し、クリアー後もひたすら伝説のアイテムを乱数値で引き当てる妄想やり込みゲームなわけです。

 


Wizardry #1(AppleII Ver.) GamePlay part1

 

その後、数々の模倣ゲームが現在に至るまで(というかむしろ最近やたらとダンジョンゲームが出ている)発売され、ついには、

 

 

というマイナージャンルと思われるこのダンジョンゲーをネタにした漫画まではやるという、市民権を得るまでになっています。

 

では、このダーケストダンジョンはそういうダンジョンゲームとどういう部分が違うのかと言えば、

 

はっきり言って目新しさはありません。

 

ダンジョンが入る度に自動生成されるのはローグライクで、すでにこのジャンルでは、

 

 

不思議のダンジョン2 風来のシレン

不思議のダンジョン2 風来のシレン

 

 

 

トルネコの大冒険~不思議のダンジョン~

トルネコの大冒険~不思議のダンジョン~

 

 

シレントルネコシリーズである意味完成を見ていますし、それこそありとあらゆる模倣作品が増産されています。

 

絵柄がダークアメコミ調なのは個人的にかなりポイントが高いですが、逆に萌え要素が好きな人ならいくらでもそれ系のダンジョンゲームがあります。

 

 

神獄塔 メアリスケルター2  - PS4

神獄塔 メアリスケルター2 - PS4

 

 

また破天荒なストーリーで操作も良好、禁断の壁壊しまでできて、やりこみゲーが得意な日本一ソフトウェア

 

 

 

 

は、評価も高く、ついにスィッチ版も発売されました。

 

それと比べると、ダーケストダンジョンはストーリーらしいものもあまりなく、操作も複雑。

 

たとえば、ダンジョンへ挑むパーティを選択するには、ZRを押しながら左スティックで上下を選び、決定ボタンという慣れてないと指がつりそうな操作を要求されます。

 

しかもPS4版だと洋ゲーにありがちな決定ボタンが✖️ボタン。キャンセルが◯ボタンという日本のゲームとは逆仕様。キーコンフィグできないのはなぜなのか、これは洋ゲー移植作品につきまとう永遠の謎。ちなみにスイッチ版は日本仕様です。

 

元がパソコンゲームで、マウスで遊ぶゲームとは言え、このストレスは尋常ではなく、スイッチ版やVITA版はタッチパネルが使える分、直感的にキャラをパーティ枠内にドラッグ&ドロップできるのでやりやすいのですが、

 

画面内の情報量が多すぎて文字が非常に読みづらい。スイッチより一回り小さいVITAはもはや視力検査1.5レベルのサイズ感でまともに読めません。

 

スイッチをテレビにつないだり、PS4で大画面でやると絵柄の味わいもあって快適なのですが、そうすると先ほどの複雑な操作がたくさんあり、慣れるまでは何ボタンと何ボタンの組み合わせでできるのか、まるで格闘ゲームのコンボ状態になるため、ストレスからやめたくなります。

 

さらに、このゲームの最大の特徴と言えるゲーム内のストレス要素が非常に面倒。

 

つまり、現実の操作ストレスとキャラが持つストレス管理という二重苦。

 

ストレスフルダンジョンと命名した方がいいのではないかという程、ストレスの連続なのです。

 

しかし、苦しい試練ほど超えた時の喜びは大きいわけで、このマゾゲー感がやり込み要素につながるわけです。

 

具体的に言えば、キャラクターはダンジョンを歩くだけでもストレス値を貯めていきます。

 

そして、それが一定値になると発狂して、悪癖がつきます。

 

たとえば、盗難癖がつくと宝箱を勝手に開けてネコババしますw

 

いろんな職業のキャラの中には、体力回復役のヒーラーやストレス値を減らす能力を持つ者もいます。

 

しかし、これらのキャラにはいろんな癖があり、またストレス値も簡単に減らせないため、大幅にストレス値を減らすためには長く放置するか、施設に預けてお金を払うしかなく、連続してダンジョンに潜る事はできません。

 

従来のダンジョンゲームですと、気に入ったキャラを強化しまくってエリート集団で潜りまくってお宝を持ち帰るというループになりますが、

 

このゲームでは、一定周期でそれができるとは言うものの、交代でパーティを作りつつ、各キャラのストレスや悪癖を管理しなければいけません。

 

悪癖を治療する施設ももちろんありますが、各施設はよくあるパターンでダンジョンから持ち帰ったお金やアイテムを元に少しずつ拡大していく事になります。

 

なので、交代でパーティをダンジョンに潜らせて、バトルに一喜一鬱しながら、薄紙を貼り合わせるようにちょっとずつ進めていかなければいけません。

 

しかも、キャラは一度死ぬと基本的に生き返りません。

 

たとえ、どんなに育成したエリートキャラでも死んだら終わりです。この辺りはウィザードリィの仕様ですが、序盤は全く同じ攻略法で、

 

とにかく、キャラに愛着を持たずにひたすらダンジョンに送り込み、帰還したら闇に葬る(解雇する)という人身御供戦術を取らないと、次々に死んでいくキャラへの後悔から、現実生活にも鬱を及ぼすかもしれませんw

 

ただ、慣れてくると自分の好きなキャラに名前をつけ、様々な効果を持つアクセサリーを身につけ、武器や防具、スキルを強化し育成し、自分だけの精鋭部隊でダンジョンに挑む楽しさが味わえます。

 

オートセーブでリセットの効かない死と隣り合わせのバトルに勝利した時の爽快感はひとしお。

 

そして、そのキャラが死んだ時の喪失感の後、新たなキャラ育成を始めて生まれる復讐心から、エンドレスプレイが始まるわけです。

 

こうなるとあんなに複雑だと思えた操作(なんでスイッチ版がダンジョンに入るのにRスティック押し込みなのかーPS4版はタッチボタンでまだマシ)を無意識に行い、一人一人のスキルや癖を情報画面で一つずつ確認し、場合によっては治療して除去しながら、まだ見ぬお宝を求めてダンジョン攻略をループする事になります。

 

仮に、クリアしたとしても難易度を変えてよりマゾプレイしたくなるに違いありません。

 

実際、この中毒性はなかなかのもので、もう無理と思ってやめてから数時間経つと、他のキャラを育成し、別のダンジョンに潜ればいけるかもという気持ちになり、再開したくなります。

 

もしこれが日本のゲームで操作性が良くて、ストレス値のないただの育成ダンジョンゲームだったら、それはそれで楽しいと思うのですが、それならすでに

 

世界樹の迷宮X (クロス) - 3DS

世界樹の迷宮X (クロス) - 3DS

 

 

世界樹シリーズもあるわけですし、名作も数々あるわけで、洋ゲーゆえに許される魅力があります。

 

ちなみに特典としてサウンドトラックがもらえるのですが、聞いていると鬱BGMの世界観なのに不思議と癒されるので、ブログ作成時のBGMにしたりしてます。

 

やればやる程、意外によく作り込まれているなと思う部分も多く、飽きても誰かの実況動画を見ると攻略法をまねてみたくなる楽しさと奥深さがあります。

 

ここまで読んでちょっとやってみようかなという人にアドバイスするなら、

 

やめなさいwww

 

でも、やり込みゲームを探していて、ダンジョンゲームが好きな人なら、耐性もあると思うのでおすすめです。

 

パソコンがあるなら、マウスゲーでもあるし、ならではのMODもあるので、そちらがおすすめ。バニラでもいいならコンシューマ機をどうぞ。キャラに日本語を使いたいならPS4版がおすすめですね。ぜひテレビの大画面でどっぷりダンジョンに潜ってください。

 

そんなあなたは僕と同じ変人ですw