海賊とよばれた男
テレビでやってたから見てみましたシリーズ。
出光興産の創業者出光佐三をモデルとした話。
岡田くんはいつのまにこんないい役者になったのでしょう。
江川卓と親子役の時は、まぁどちらも素人まんまでしたが、やっぱりきっかけは
ですよね。
そこからさらに映画役者になっていく。
今回晩年まで描かれるため、実年齢よりかなり上の役を演じるシーンが多いのですが、違和感がないのが凄い。
また山崎監督のVFXが相変わらずすごい。
前編CGじゃなくて物語の世界観を自然に見せていく使い方が本当にうまいですよね。
一方で、原作未読のため想像ですが、だいぶはしょってしまってる感がありました。
ダイジェスト的というか、唐突に感じるシーンも多く、当時の世界情勢がリアルでは分からない世代にとっては用語も難しく、何となくそういう意味かなと少し離れて見てる感じになりがち。
石取が石油取引委員会と分からず「セキトウ」という音のみが頭の中で消化不良を起こす。メジャー?
石炭から石油へと変わる大転換期。戦後日本の激動の時代が感じにくい残念な作品でした。
でも、逆に原作読んで勉強してみようかなという気持ちにもなりました。
百田さん原作で山崎監督の映画化と言えば、やっぱり
ですから。
なかなかそれを超えるものにはなりにくいですよね。
それにしても百田さんの熱量はとんでもなく幅広そうなので、次は何を書くかが気になって仕方ないです。