文章力
伝わる! 文章力が身につく本 (基礎からわかる“伝わる!"シリーズ)
- 作者: 小笠原信之
- 出版社/メーカー: 高橋書店
- 発売日: 2011/01/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本は38年間ジャーナリストとして、文章を書いてこられた小笠原さんが80の基本的な考えを実践的に示された文章のお手本集です。
たとえば、
・「だろう」を多用しない
我慢して目標を達成したら喜びが大きいだろう。だが、達成できないとがっかりするだろう。我慢が無駄になってしまうと思うことだろう。
↓ 改善例
我慢して目標を達成したら喜びが大きい。だが、達成できないとがっかりする。我慢が無駄になってしまうと思うかもしれない。
・過去の話に現在形を入れる
5年ぶりに帰郷したら、何もかもが変わっていた。川は護岸に囲まれ、山は切り崩され、見る影もなかった。だが、変わらないものもあった。それは人情だった。
↓ 改善例
5年ぶりに帰郷したら、何もかもが変わっていた。川は護岸に囲まれ、山は切り崩され、見る影もない。だが、変わらないものもあった。それは人情だ。
といった風に具体的な文例をもとに、見開きで解説されていて大変わかりやすい。
小手先のテクニックというより国語の添削に近くて改めて伝わりやすい文章とは何かを考えさせられます。
僕の文章は冗漫になるきらいがありますが、それは味ということで。