川べりで話す高校生
映画やドラマにもなったので名前くらいは知っている人もいると思います。
笑いに挑戦した漫画としては、漫画という形式を活かした作品で好きでした。
笑いの間って本当に難しい。
映像化されて余計にそう思ってしまった。
さらにこの漫画は文字としての笑いもあるし、いろんなパターンを試みているので映像に向くものとそうでないものがあります。
まぁ、それはさておき、
この作品には何とも言えない空気感があるんですよね。
ただ高校生が漫才のような会話をしているだけなのに、ほぼワンシチュエーションのはずがそれぞれのキャラクターの背景を想像させる。
最終巻を読むと分かりますが、結構重いです。
でも、何だかいつまでもこの二人の会話を聞いていたいなと、ふと川辺に目をやるような素敵な作品です。ちょっと文学だな、コレ。