非日常

最近は、台風や地震で非日常な出来事がだんだん日常的になってきた。


しかし、幸いにも僕は今までほとんど影響を受けずに過ごしてきました。


で、たった今人身事故で3時間くらい遅れて電車に乗っています。


とはいえ、少し普段とは違う環境に身を置いてみた部分もあります。


突然、止まって駅で降ろされホームは人でいっぱい。再開の見通しは不明。


このまま駅で待つくらいなら、二つ先の駅の開けた所で、晩御飯でも食べて時間を潰した方が賢明。


かくして、線路沿いを歩いてみた。


普段は高架下から時折見下ろすただの風景。時間は21時頃。まだ終電には余裕があり、安全が保障された小旅行。


ところが方角は間違っていないものの、少しずつ線路が見えなくなり、道の角度が違うような気がして、スマホアプリで確かめると、思った場所より離れていました。


まぁ、それでも迷う事は無い。


ただ、暗い住宅地やシャッターの閉まった店が続くと、なんとなく不安。車道はあるし、単に見慣れない場所というだけだと分かっていても、雑踏の中で急に迷宮に入り込んで脱出できないような気持ち。


ちなみにこのまま歩いても山は超えないといけないので、電車に乗って帰らなければいけない。


周りに駅らしき所は無い。


ただ、ちらほらカラオケやネットカフェがあるので、いざとなれば野宿という事も無いし、食べる所もある。


おまけに明日は休みだ。


暇つぶしの体験と言われても仕方ない。


1時間くらいして見慣れた線路の高架下に着いた。


見上げると不気味なシルエット。


電車が止まっている。


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見える範囲に二つの電車が止まっている。


回送表示のまま。まるで時間が止まったように停車している。


ただ止まっているだけだが、逆にそれが非日常感をかきたてる。


おまけに雨。


たったこれだけの非日常。


そして今23時半すぎ、僕はゆっくりと各駅停車する電車に乗ってブログを書いている。


遅くとも家には帰れる。湯船にもゆっくり浸かれる。スマホも充電できる。そして熟睡できる。


いつもの日常生活が少し遅れるだけだ。


普段は意識しないけど、実に幸せだと思う。


改めて、災害に遭われた方の気持ちを再認識した。


明日は我が身。この気持ちを忘れないようにしよう。


亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。