はずれスライムのつぶやき

どうでもいいことについて適当に考察していきます

だからマックはやめられない

マックというのはMacのこと。

 

僕が初めてMacに触れた時は、まだWindowsMSDOSのコマンドで動き、Windowsが誕生する前の時代だった。

 

GUIと呼ばれるいわゆるアイコンのゴミ箱に捨てたいデータをポイっと捨てるだけで、ちょっとしたアニメーションと共にデリートされる様子がとてもユーモラスで、よそよそしい顔をしたパソコンが急にかわいく見えてきた時からMacの虜になりました。

 

ただ当時のMacはとっても高くて親に買ってもらうにも言えない代物。

 

大学の入学記念代わりにPC98(それでも20万以上はしたはず)を買ってはもらったものの、出たてのCDドライブは倍速でもなく、HDDの容量は500MB(ギガではない)という今ならUSBメモリでも使ってないくらいの少ない容量でウキウキしていた。

 

ネットもまだダイヤルセットアップの時代。

 

ネットをつないでいる人の方が珍しいパソコン通信と呼ばれた時代。

 

マウスという辞書の定義に、はつかねずみ以外の意味が追記されるようになった時代。

 

今思うとママごとレベルで触ったパソコン体験。こち亀で言うと100巻位に描かれている、我が家にパソコンがやってきた、文字通りパーソナルなパソコン時代です。

 

その後、Macに触れたのはiphoneの前身とも言えるipod

 

とにかく斬新で画期的。HDDにイヤホンをつけて音楽データを大量に持ち出すなんてウォークマン以来の音楽分野における大革命だと思う。

 

真ん中にはホイールしかないのにそれで全ての操作が直感的にできる驚き。

 

Macはとにかく説明書が無く、知っている人ほど尊敬を集め、Macユーザはお高くとまっている孤高の存在でした。

 

今ならそれもググれば出てくるわけですが、クリエイティブというイメージがかっこよくて、それこそがWindowsに対する強力なブランド。

 

 

スティーブ・ジョブズ I・IIセット

スティーブ・ジョブズ I・IIセット

 

 

を読むと、元々ビルゲイツとも仲が良く、最初のMacにはエクセルやワードがバンドルされていたとか。

 

確かにエクセルやワードはすごい。でも何だか事務的で面白くない。

 

だからWindowsに触れている時は、何とも言えないストレスが僕にはあります。

 

単なる食わず嫌いというのもあるとは思いますし、同じ機能は今時Windowsにもあるとは思いますが、Androidにしても、ちょっとしたテンポのズレにストレスを感じてあまり触りたくないです。

 

Macを触っていて、アッと思う瞬間の居心地の良さ。

 

例えば、MacBook Airの電源はマグネットでくっつきます。

 

もちろんライトニングケーブルと一緒で裏表を気にしないでカチッとひっつきます。

 

最初はそれなりの磁力のマグネットでまぁ便利だなくらいにしか思っていなかったのですが、

 

ある時、コードに足をひっかけてあわやこのノートパソコンのMacが机から落ちると思うヒヤッとした瞬間、コードが外れて何事もなく、Macはいつもの表情を変えないまま机の上に座っていました。

 

なるほど、だからマグネットなんだ。

 

しかも絶妙な磁力の強さ。

 

ある程度の負荷がかかった時だけに外れるわけです。

 

もしかするとこれはただの個人的な解釈にすぎないかもしれませんが、Mac製品に触ると何かの折りに設計者の意図が感じられる事が多く、だからMacはやめられないという幸福感を感じます。

 

他にも、ノートパソコンのトラック部分が広く取ってあって、ここに二本指をのせるとiphoneipadでおなじみの左右にページをスライドさせたり、対角線上に指を移動させて画面表示の拡大や縮小ができたり、上下にスライドさせると画面も上下にスクロールします。三本指だと別のアプリに切り替えられたりします。

 

もしかしたら、こんな事ができるんじゃないかという直感的操作がどんどん増えていて、何となくした動作に反応した時にスゴイと感じる。

 

これこそがMacユーザの誇り←どの立場?

 

あとはジョブズさんが取り入れた美しいフォントの多様さですね。

 

同じサイトを見ているのにWindowsMacでは全然違うイメージを受け取ります。

 

ジョブスさんは人類の大きな遺産の一つであり、つくづく死が惜しまれます。

 

もちろん彼一人が全てを作ったわけではなく、様々な技術から採用の決断に至る判断力がずば抜けていただけで、それを開発する技術力はまだまだあるわけですから、これからもMacを追いかけたいというか見守りたい気持ちです。

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