タロットカード比べ
見て下さい、この違い。
左から、アリス、ベアグミ、魔夜峰央、ライダー版です。
ザ・ワールド。
ジョジョの話じゃないですよ。
ジョジョの奇妙な冒険 8〜17巻(第3部)セット (ジョジョの奇妙な冒険) (集英社文庫(コミック版))
- 作者: 荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/07/01
- メディア: 文庫
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愛川欽也さんでもありません。
以前、ご紹介したようにライダー版はサイズ違いで3種類持っているのですが、
ご覧の通り、初心者にしてすでに異なる4セットを所有しております。
そんなにいるの?
そもそもタロット必要?
とか言わないw
やってみれば分かりますが、遊戯王に自分用デッキがあるように、標準装備で好きな自分をキャラメイク気分なのです。
タロット占いの動画をYouTubeで検索してみると、中には違うカードを何枚も重ねて占う方もいて、僕も慣れてきたらやってみたいなと思いました。
気分しだいで、いろんなデッキを使い分けるのって、属性に合わせてデッキを組み直すみたいで楽しそう。
さて、タロットカードに対する現在の僕の考えですが、
ちょっとかじり始めただけで、様々な気づきがあったように思います。
うわ、怪しいとか思う人もいるでしょう。
でもね、めくったカードをじっくり見てると、自分が日頃思ってることが、井戸から汲み上がってくるような感覚になってきました。
瞑想状態というか。
何となく思ってる事にピントが合ってくるような。
これは自分と対峙してるから余計にそう思うのかもしれませんが、仮に誰かを占っても、出てきたキーワードを占われた人が自分に寄せるか寄せないかで占いに対する信用度も変わってくると思います。
それにしても
一番左端のグミベアカードが可愛すぎる!
ライダー版に忠実で、逆にシンプルゆえに初心者にはちょうどいいかもしれません。
しかも缶入り携帯サイズで最高!
使用頻度が高まりそうです。
現在、いろんな本を読んでいますが、独学初心者にはこちらの本が良さそうで、とりあえず読み始めています。
ラーニング・ザ・タロット―タロット・マスターになるための18のレッスン
- 作者: ジョアン・バニング,伊泉龍一
- 出版社/メーカー: 駒草出版
- 発売日: 2007/08/07
- メディア: 単行本
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分厚いですが、オーソドックスな入門書兼カードイメージキーワード辞典といったところ、特に小アルカナカードの説明が充実しているのは珍しい。レッスン形式なのも独学者にはありがたいです。
近日発売のこちらも気になってます。
ちょっと早いクリスマスプレゼントですね。
タロットカードを購入したらまずやることは?
初めて購入したデッキを開封する時は、ワクワクしますね。気分は遊戯王。タロットは元々貴族のゲーム用だったらしいです。
遊戯王OCG デュエルモンスターズ 20th ANNIVERSARY DUELIST BOX
- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント(Konami Digital Entertainment)
- 発売日: 2018/12/22
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俺のターン!
いや、このブログずっと俺のターンですけど。
まずは、すべてのカードが揃っているか確認してみましょう。
大アルカナだけなら22枚、小アルカナの56枚を含めると78枚です。大抵は、カードの説明のような物も同じサイズで入っているので多少枚数は多いと思います。
一般的にタロットでイメージされるカードは大アルカナの方かと思います。特にカードのイメージが伴わない初心者は大アルカナで占う方が練習しやすいです。
トランプと違ってコートカード(小アルカナの人物カード)にペイジが4種類ありジョーカーは無いので、13かける4種類で52枚にペイジの4枚を足して56枚になるわけです。
中にはトランプとしても使えるようになっている物もあります。後ほどお見せするアリスのカードはそれですね。
さて、タロットにもいろんな絵柄がありますが、圧倒的に多くのテキストに採用されているのが、ライダー・ウェイト版のようです。
- 作者: Arthur Edward Waite
- 出版社/メーカー: U S Games Systems
- 発売日: 1989/02
- メディア: カード
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これですね。
サイズは携帯用とかさらに手の平に収まるミニ版もあります。スタンダードサイズはシャッフルしたり、結果を並べるのにそれなりの広さを必要とするので、好みで選べばいいと思います。
大アルカナの22枚だけで占うのであれば、いろんな絵柄もあり、単純に趣味として観賞用やコレクションにするのなら何でもいいと思います。
こんなのや
は、ゲーム好きな人なら興味を惹かれるでしょう。
中にはこういうのもあります。
小アルカナが象徴マークに近いのは残念ですが、大アルカナはパタリロが好きな人ならたまらないはず。一時はプレミアムがついてたとか。愚者は2枚入っていますので、占う時は注意!
さらにライダー版に忠実ながらもかわいい絵柄の
もあります。カードの関連性や元のカードを十分に読みこなせるようになったら、独自の絵柄から更なるインスピレーションを働かせて、自分だけのカードとの対話をすればいいと思います。
ところで、価格がいろいろとある中でどれを選べばいいのだろうと思った僕は、ライダー版を3つ買い比べてみました。
そのうち1枚は携帯用なので、除外するとして、
実は初めて買ったのはライダー版ではなく、こちらの
THE WONDERLAND TAROT IN A TIN 【缶ケース入りとなり、待望の再販!アリスのタロットカード★】ワンダーランド・タロット(缶入り)
- 出版社/メーカー: U.S.Games Systems,Inc/U.S.A.
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このアリスカードはとても素敵な絵柄で、しかも缶入り携帯サイズなので気に入っているのですが、ソードがフラミンゴだったりするので、ライダー版と全く違う絵柄カードの読み取りは、慣れない僕にとってはどのカードの説明が対応しているのか探すだけでも大変で、まだイメージが想起される物ではないです。
そこで、オーソドックスなライダー版がある事を知り、5000円ほどのカードを購入しました。一見、高いですが、長く使うカードだし、相場としても平均的なものです。
で、カードの勉強をしているのですが、テキストを読みながらも傍らにカードを置いてじっくりと鑑賞しながら、自分のイメージも練りたいと思うと、順番にカードが並んでいないとやりにくい。
そこで、占い用に安価なライダー版を買いました。
で、改めて違いを比べてみたのがこちら。アリスカードもついでに載せます。
アリスカードは一番右端だというのはすぐに分かると思います。全く絵柄が違いますから。
では、安い方のライダーカード(仮面ライダーみたいに言うな)はどちらでしょう。
これも分かりやすいですね。
一番左端のカードはまるでサインペンで塗りつぶしたような粗雑さがあります。
絵柄としてはほぼ同じですが、慣れてくると高い方のライダーカードの方が昭和と平成ライダーくらい違う気がします。
では、小アルカナで先ほどのコートカードであるペイジを比べてみます。
アリスカードはやっぱり面白いですね。ワンド(棒)がペッパーミルになってます。
でも、ライダーカードの2枚は明らかに質が違います。
まぁ、でも別に安いならそれでもいいじゃんという声も聞こえてきそうです。
では、別の小アルカナカードを。
アリスいいよね〜。もう完全に原作の世界。
それはさておき、ライダー2枚の絵柄の質以外で気づくことはありますか?
コートカードという人物のカードはペイジ、ナイト、クイーン、キングという名称が(そういう決まりなのか)カードに記されていますが、ワンド、カップ、ソード、ペンタクルという代表的なマークがあしらわれている数札は慣れてくればともかく、初心者にはハートやスペードのようにはしっくりきません。
そういう目で見れば、高い方にはソードの表記があるので、テキストとの照合もやりやすい。さらに初心者が照合作業でまごつきそうなのが、ローマ数字。
ちなみにアリスのカードはトランプとしても使えるように左にトランプのマークがあり、さらにアラビア数字があるので何番目のカードか分かりやすいです。
このようにカードの選び方にも自分が使いやすい基準があるので、単に価格や絵柄だけで選ぶと後悔すると思います。
タロットカードを選ぶ時は、できれば実物を手に取って、絵柄のカタログを見た上で選びたいものですね。
ちなみに最初に買ったアリスタロットは東急ハンズの特集コーナーで買いました。
絵柄のカタログブックもあり、親切な店員さんに店頭に並びきれないタロットをいくつも見せてもらって購入したのでお気に入りです。
タロットを販売しているお店は素人が入るには敷居が高そうですが、こういう機会を利用すると身近で気軽に楽しめるかもしれません。12月25日、クリスマスまでの期間限定ですが、わりと定期的にしてるみたいですよ。この後は梅田店でやるらしいです。
shinsaibashi.tokyu-hands.co.jp
カードのイメージが広がるキーワード満載な本がこちら。小アルカナはもちろん、逆位置の意味、スプレッド、リーディング例がコンパクトに詰まってます。
慣れてきたら、こちらの本でイメージトレーニング。繰り返し読めて面白い。
- 作者: レイチェル・ポラック,鏡リュウジ,現代タロット研究会
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/12/07
- メディア: 単行本
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このブログを占ってみたみょん
タイトルが寒いのは気になさらず、どうせ外は寒いのだし。
で、タロットでこのブログを占ってみました。ここは普通の口調で。
まずは占った結果の写真
隅の重しに使っているのはスライムくん
まだまだ始めたばかりの初心者なのでリーディング不足だとは思うけれど、とりあえず記録に残すことで勉強の材料にしよう。
使用したスプレッドは人気のあるケルト十字。
10枚のカードで占ってみます。枚数が多いと読み取りも難しそうですが、できるだけ詳細に占いたいという気持ちで。手軽な1枚占いは、1枚だからこそ抽象的になりすぎてイメージが広がりすぎて占う内容にもよりますが、とらえ方が難しいです。
と素人が分かったようなことを書いてみた。
そもそも抑えきれない空想力や物語を紡ぎ出す力が僕にあるのか(笑)
結果を鑑定する前に、初心者の僕が思う現時点でのタロットへの疑念も書いておこうと思う。
毎回、引く度にカードが変わるということは、鑑定結果をいくらでも変えてしまえるのと同じだから、無意味ではないだろうか。
おそらく、占い師にその疑問をぶつければ、占ったその瞬間での結果だから、次に引く時と比べても意味がないとか、仮に鑑定結果が現状に合わないものだとしても、それは鑑定者の力不足かこれからそのカードが暗示する道(未知)を歩くようになるとか言われるのだろう。
そして、前にも書いたようにカードはプラスにもマイナスにも読めるし、読む人によって全く逆の読み方をする場合もある。逆位置を正位置に戻して読む人もいる。さらに言えば、占いを信じるかどうかは当人しだいというそれを言ったら的な意見もある。
そういう邪念を持ちながらも、まぁちょっとカードのお告げに耳を貸してみようかなという気持ちで、カードの持つ一般的なイメージをぷよぷよのようにつなげながら読んでみる。
タロットの結果は全体の総和であるため、実際は一枚ずつ結果を記すことは無さそうだけど、ここでは勉強の意味もあるので読み取れることはできるだけ丹念に書いてみよう。別に間違っていても素人なのだし。
では、鑑定結果を。
過去→(逆)ペンタクルの2
ペンタクルは人間にとって価値のあるもの全般の象徴です。それが逆位置の2で出ています。
これは、バランスが悪く、対応が不手際だということを示しています。つまり、ブログ自体のアクセス数が伸び悩み、読者とうまくかみ合っていない結果だということでしょう。
現在→カップの6
カップは人間の感情を表しています。6は過去を思う気持ちです。あまり読まれていないブログをどうすればいいか考える時期でしょう。
未来→吊るされた男
木の枝に逆さに吊るされた男は一見すると不吉な暗示のように見えますが、これは自己犠牲、忍耐、試練、奉仕を意味します。男の頭に後光が射しているこのカードは試練の先に飛躍があることを暗示しているのであきらめないで。
顕在意識→(逆)ワンドの3
進展が無い、弱気な態度、停滞、放棄する、将来性がないという意味です。ブログに対する迷いが見られます。
潜在意識→(逆)ワンドのエース
ワンドはエネルギーを表しています。とくにエースはみなぎらんばかりのエネルギーです。ただし、それが逆位置で出ているので、ここは意志が弱い、無気力という意味になります。
質問者の状況→(逆)ペンタクルの7
惰性からの脱却やある程度の達成感を表しています。意識としてはうまく行っていないと思っているかもしれませんが、ブログを始める前と現在を比べると、それなりの満足感があるのではないでしょうか。
周囲の環境→ソードの7
ソードは知性や理性を示します。7は正攻法ではない、裏工作を意味します。今の時代ブログを書いている人は星の数ほどいます。その中で興味を持ってもらうには単に感想をつぶやくだけのブログでは見てもらえません。どうすれば関心を持ってもらえるか戦略を練る必要があるでしょう。
質問者の能力→女帝
女帝は全てのものを包み込みような無償の愛です。繁栄、安定、豊かさ、成長を意味します。あなたが多くの人に愛情を持って何かを伝えれば成功するかもしれません。ただし、他人におせっかいが過ぎたり、努力を怠って現状に満足すれば進展は望めません。
最終結果→(逆)ソードの6
考えを変えず、動かず、流れに逆らい、向上しようとしない状態です。チャンスは自ら動かないとつかめません。
アドバイスカード→ワンドの5
このカードには5人の若者が描かれ、対立、葛藤、闘争を意味します。しかし、若者には成長を期待することもできます。このことから、いろんなブログと切磋琢磨する中で、やがてあなたにしか書けない内容が見つかり、理想の状態になると思われます。
ということで、各カードの意味はこのようになりました。
ううむ。何だか当たっているので怖い。
まず、このブログを始めて4ヶ月ほどですが、確かにアクセス数は伸びていない。現在も過去のブログの内容を読み返し、どういう内容がいいのか模索している。今のままでは、未来も苦難の連続であることが予想される。顕在意識としては意志が弱く、潜在意識が無気力であるというのは否定したいけれども、始めた当初よりは書く勢いはスローペースになっているのも事実。
残りの鑑定を総合すれば、成功する可能性はあるけれども努力をしなければ成長は見込めず、いろんなことを試して向上心を持つべきだと。
まぁ、当たり前と言えばそうだけど、全く当たっていないカードばっかりというより、むしろ同じ方向を示すカードが揃っていることに驚く。いやいや、占っている当人の結果だから、自分の気持ちがそういう解釈ばかりになっているだけではないかという意見もあるだろうけど。
でもこれが、能力カンペキ、過去も現在も未来も気分上々、mihimaru GT状態という結果なら到底信じる気にはなれない。
最後に今後のブログの状況について、一枚だけ引いてみた。
結果はワンドの3
このカードが示すものは、ある一定の成果が得られ、発展途上。背後にある二本の木の棒は、過去に情熱を傾けて成し遂げたものを意味する。
たしかに昔書いたブログは、まだあまりブロガーがいないこともあってそれなりにアクセス数があった。そして、今はまだまだこれから。うーむ、タロットカードおそるべし。
タロット占い、始めぇましたぁ〜
人生とは何が起こるか分からないものである。
何が起こるか分からないから人生は面白い。
そして、何を書き出すか分からないからこのブログは面白い。
見事に論理的な文章だ。
出だしから滑っているが、羽生選手のような加点はもちろん無い。
もちろん、だ。
すでにタイトルでネタバレなのだが、ひょんな事からタロットカードに興味を持ってしまったのである。
そう、過去形にするくらいの些かの後悔の念はある。
ちなみにいささか先生は磯野家の隣人である。
というのも、僕は占いを信じないというか信じたくない側の人間なのだ。
ところが、これから書き進めることで僕はどうやらあちゃら側に行くような予感がしている。そして、あちゃら側に足を踏み入れた人間は、ついさっきまで僕がいたはずのこちゃら側の人間からアウェイ感をもたれるに違いない。
フェリーは出発し、聖ちゃんと黒岩くんの関係が教師と生徒に戻れないように。
本題に入ろう。
とにかくタロットカードに興味を持って、ちょっと勉強を始めたわけである。
だからこれから書くことは、あくまでもド素人の人間が現時点で持つタロット占いへの偏見みたいなものである。ただ、ここに超初心者の感想を書いておくことで、いつか読み返した場合、成長を感じられるかもという覚え書きのようなものだ。
では、そもそも僕がタロット占いに抱いていたものとは何だったかと言えば、
怪しい、である。
何だか胡散臭いゾ、である。
そして惹かれた理由は、本格的にタロットをしている人が聞けば怒るかもしれないが、カードゲームみたいで面白そう、である。
まぁ、タロットも元は遊戯用だったらしいので、強ち間違ってるわけでもない。トランプとは違うがルーツは同じらしいし。
僕はある程度大人になってカードゲームの魅力にハマったので、カードというものに少し興味がある。
たまたまいろんな柄の、しかも5000円くらいするカードが急に魅力的に思えてきたのだ。
そこで、興味を持った僕はまず書店のタロットコーナーへ足を運んだ。ほんの5gの後ろめたさを持って周りの目を気にしながら。
そこには様々な入門書や解釈本が並んでいた。手に取ってみると、どうやらタロットというものは人によって読み取り方が様々で深そうである。
まぁ、どんな占いもそうだと思うが、みんながみんな同じ答えを出すのなら職業としても成り立つはずがない。
ある人に占ってもらったらプラスのことを言われ、別の人に占ってもらったら全く逆のことを言われるのが占いだ。
だから、占いは裏が無いのではなくて、裏があるのである。
うららうららうらうらで、である。
落ちた
とは、
北川景子の名ゼリフである。来年の続編が楽しみである。
さて、
タロットカード本のアマゾンレビューを読んでいて、なるほどと思ったのが、
初心者はカードの意味を英単語の意味のように一義的にとらえがちだが、実際は英英辞典のようにイメージを持つことが柔軟なリーディング力を育てるという意見だった。
なるほど、それなら英語を少しはかじっている僕にも思い至ることがある。
例えば、room の意味は何かと聞けば、初学者ほど『部屋」と答えるだろう。
しかし、英語をある程度勉強した人には、それはどういう場面で使うのかと考える慎重さがあると思う。
では、これを
で調べてみよう。
もちろん、
IN BUILDING : a part of a building that has its own walls,floor and ceiling
and is usually used for a particular purpose
といういかにもな説明が最初に載っている。
然れども、
SPACE : empty space that can be used for a particular purpose
POSSIBILIITY : the possibility of sth existing or happenning
というのも載っている。これらは日本語に訳せば、それぞれ「空間」や「余地」となる。
しかし、訳語を覚えていてはキリが無い。だから楽なのは、何かのスペースというイメージを持っておいて、それが建物の中なのか、場所なのか、頭の中なのかを状況に合わせて想起することだ。
trainは常に「列車」とは限らない。a train of thought と言えば「思考の流れ」のことである。これは頭の中にマインドマップのような思考の貨物がいくつもあって、それが列車のように連なっているイメージだろう。
然れば、タロットカードではどうか。例えば、大アルカナカードの一番目と言えば、
このカードの一般的なイメージをこちらの本から引用すると、
始まり、未知、開拓、個性、独創的な考え、自由、冒険、好奇心、可能性、無邪気である。
これは正位置での解釈なので、逆さ向きになると意味も変わるらしい。
ではもう一度、このカードをじっくりと眺めて頂いて、あなたがカードからどんなイメージを抱くか想像してみてほしい。
そう、これはあなたのリーディングテストなのだ。
では、今度はこちらの本から、僕の想像も加えてカードのイメージを引用してみよう。
(合本版)旅人、《愚者》: タロット 78枚の物語 (魔女のアルカナ文庫)
- 作者: 丸木戸サキ
- 出版社/メーカー: 魔女のアルカナ出版
- 発売日: 2015/08/06
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若者は旅をしているようだ。足元には崖が迫り、ごつごつとした岩肌が足の裏を刺激する。擦り切れた袖口、どこか宙空を見ている眼差し、最低限の荷物、犬が吠えている。
これらはマイナスのイメージをもたらす要素としてとらえられる。
しかし、よく見ると靴には傷一つなく、一輪の花を持つ余裕さえある。太陽は若者の未来を暗示するように輝き、犬は崖への注意を喚起しているようだ。
という風にプラスのイメージにも取れるのだ。
えっ、崖はどう考えてもマイナスだって?
をめくってごらん。
ほらね。試練はチャンスととらえることもできる。
どないやねん!
けれども、どうとでも読めるのが面白いのではないだろうか。
例えば、このつまらないブログも面白いと思えば面白いのだ。ちなみに白犬のしっぽも白ければ尾も白いだ。
ところで、タロットにはいろんな占い方がある。
占いの形式はカードの置き方によって違う。それをスプレッドと言うらしい。
そして、各カードはそれぞれのカードのつながりで全体から意味を汲み取る。
これも言わば、一義的な単語の訳に縛られず短文のつながりから長文の意味を取るのに似ている。カードのつながりから物語を紡ぎ、時に未来の結果から現在や過去の意味を解釈し直し、引く度に重ねた経験を基にカードに深みを与える。
カードに対するイメージは言わば基礎力だ。それが無ければ長文は読めない。
先ほどのカードはライダー・ウェイト版というベーシックなカードなので、絵柄からイメージするものもよく本に載っているのだが、実はもう一つカードを購入した。
- 作者: Chris Abbey,Morgana Abbey
- 出版社/メーカー: U S Games Systems
- 発売日: 2017/04/15
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こちらの愚者はどんな柄かと言うと
なかなかユーモラスである。
こうなるとまた解釈も異なってくるのだろう。
運命のカードはいつもシャッフルされている。
選ぶのはあなただ。
カードが犯人をあぶり出す。じっちゃんの名にかけて!
男はトイレで手を洗わない
今日は、女子のみなさんにこれだけは伝えておこうと思う。
それは、男子は結構トイレで手を洗わないということ。
いや、もちろん僕は手を洗う側の人間だ。
日本人は外国人ほど握手する習慣は無いと思うが、女子のみなさんは気をつけた方がいい。
基本的におじさんは手を洗わない方が普通である。
若い男子は基本的に洗うが、洗わない人もいる。
「キャー、そんなのヤダ」と思う女子にじゃない方のおじさんが見分けるコツを教えるなら、
それはハンカチを持っているかどうか、だ。
と言って、かわいいクマちゃんのプリント柄だったら、それはそれで引いてしまうかもしれないが。
身なりが清潔そうな人が必ずしも手を洗うとは限らない。
またハンカチを持ってるからと言って、単に汗カキ症かもしれない。
しかしながら、ちゃんとした勤め人に真面目な人が多いのと同じように、ハンカチを持ってる男子は手を洗う率が高い。
潔癖症である可能性もあるが、少なくとも手を洗わないよりはマシだろう。
さて、女子がみんな手を洗うと思うのは妄想だろうか。
これは女子トイレを使わない男子には永遠の謎である。
不気味な男から不用意に物を受け取らないのは言うまでもないだろう。
そもそも握手することもないか。
問題は清潔そうなイケメンである。
いかにも爽やかなイケメンと握手したいとあなたは思うかもしれない。
でも、そのイケメンは手を洗っていないかもしれないのだ。
結論: イケメンと握手してはいけない
これはヒガミでは断じてない。ちなみに僕とは安心して握手して欲しい。
祝二年ぶりの再開であり再会!
長かった。
前巻から
二年に近い刊行。
作者の葦原さんが首を痛めて1年の休業に入られて単行本もなかなか発売されなかったので、待ちわびました。もちろん、体調が戻ってからゆっくり刊行して欲しいというのも読者の願いですが。
アニメ化もされ、一定のファンがいてこその週刊ジャンプから月刊誌ジャンプスクエアへの移籍。どういう形であれ、続きが読めるのは嬉しいことです。
この作品の魅力は、言ってみればロールプレイング的サバイバルバトルですね。
異界の敵と戦う序盤の怒涛の展開に、こんなに早いペースでこの先持つの?と思いましたが、それからは校内模擬テストばかりという停滞感も否めません。
でもそれは逆に、校内にどんなキャラがいるのかを認識させ、AKB的ファン心理をあおりながら、いずれ選抜された地球代表と異界の敵へのバトルになる事が予想されるので、スキンケアを入念に行う美魔女のような気持ちで読んでます(どういうこと?)
この作品の面白さはキャラの持つスキルと戦略です。
各キャラにスキルをカスタマイズして、箱庭の中でバトルするゲーム感覚が漫画化されているので、実に現代的。スマホアプリやゲーム化もされていますが、まさにぴったりです。
ジャンプらしい作品で、絵もキレイでアバター同士のバトルなので、腕や足が飛ぶという描写もありますが、あくまで仮想空間での出来事であり、進撃の巨人ほどのエグみもなく、安心して家族で読めます。
今風に言えば、まさにこれ。
みんなでワイワイ、適当にボタンを押しながらガチャガチャプレイで爆笑必至の任天堂ソフトに近いですね。
さて、戦略が面白い漫画と言えば、やはりこちらも外せないでしょう。
もう何でこんなに毎回熱くて面白いんでしょう。
横山光輝さんの三国志に北斗の拳をトッピングしたような傑作。ページをめくりたいけど、めくりたくないくらいのもったいなさに苛まれながら、頭から湯気が立ち込める興奮を覚える名シーンの数々。
戦場を駆け抜けた名将が登場する度にカッチョいいーと叫びたくなります。
いくら史記という史実がベースにあるとは言え、漢文の授業で見たような簡素な漢字の並びから、なぜあんなに魅力的な武将が造形できるのか謎。キングダムが終わったら、是非とも三国志も描いて欲しいですね。
でも、中国が秦の始皇帝に統一されるこのお話はまだ中盤折り返し点といったところ、
一巻から12年経っているのですから、少なくともあと10年は終わらないでしょう。そうなると、僕のような老境にさしかかった身としては、
と共に棺桶で焼却されるまでに読めるのか甚だ不安であります。
まぁ、そういうトキメキを持って笑顔でバイバイもいいかもしれませんが。
て、自虐的すぎるだろ!
本も漫画も映画もドラマもゲームもハマってる時は最高に幸せですよね。でもジェットコースターは登ってる時が一番楽しいのかもしれません。
- アーティスト: 荒井由実
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2000/04/26
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進撃の巨人27巻
本日発売の最新刊。
前回話したように僕はしばらく読んでいなかったおかげで、まとめて読んだ分密度の濃さに浸れた。
ここでは現在進行中の傑作に敬意を表してネタバレはしない。だから、この作品の面白さを拙い語彙で抽象的に表現していこう。
初めてこの漫画を読んだ時は、世間で騒がれた頃で確か5巻くらい刊行されていたと思う。
第一印象は多くの人と同じく、絵が汚いだ(笑)
主要人物のキャラの作画がコマごとに変わり、数ヶ月ぶりに出会う親戚の子どものようにおぼろげな輪郭しか捉えられず、まるで小説を読んでキャラのイメージを造形するようにセリフや服装から、この人はAでこの子はBみたいな読み方をしていた。
まぁ、それは今でも新キャラが出てくると作画力が上がっているとは言え、似たような状況ではある。
けれども、そんな事はさておき、名ゼリフの数々やとんでもないストーリー展開に惹きつけられていった。
当初の印象は、謎が徐々に明かされていく展開から、これは開けても開けても小さなマトリョーカが出てくる作品だと思っていた。
つまり、もうこれ以上は小さすぎて中にはマトリョーシカが入らないだろうと訝しながら読んでいて、まだ入る?えーもっと?みたいな驚きの連続だった。
しかし、物語も(おそらく)終盤に差し迫っている現在においての印象は、むしろ今自分が見ているマトリョーシカにさらに大きなサイズの物がかぶせられていくような、何層も重ねられていくミルフィーユの断面を少しずつ梯子に登ってみているような感じに近い。
そして、物語が完結した時、僕はそのマトリョーシカをたまねぎの皮のようにゆっくりと楽しみながら剥いていき、自分流のスープにじっくりことことと煮込んでいくのではないかと想像する。
もしタイムマシーンがあったとして、その頃の僕に現在の27巻を見せても、それが同じタイトルの漫画であるとは信じてもらえないくらい物語は全く違う様相である。
始めは未知の巨大生物である巨人と我々人類が闘う、アリと象のバトル漫画でしかなかったのに、今や世界大戦のようなバトルになろうとは思いもしなかった。
もっとも大筋は間違いなく決めてあったのだろう。
でもそれだけでは説明がつかないくらい細かい伏線が見事に回収され、緻密な物語が紡がれていく。
マトリョーシカはとてつもなく巨大であり、その中に入っているそれは一つの柄ではなく、何体もの表情豊かな物がゴロゴロ入っているのだと気付いた時、もうこの作品は漫画界に対しても進撃であり、巨人であるのだ。
多少懸念するとすれば、理屈っぽいというところだろうか。だから、僕はしばらく読まない時期があった。単行本派の僕にとって、何ヶ月の周期で読む新刊は読み返さないと理解ができないほど濃かったからだ。
きっと、単なる巨人とのファンタジーバトルを期待した人は途中で離脱しているだろう。
でも、そんな人にもう一度かける声があるとするなら、この物語が内含しているものは異常に広いだ。
友情、戦争、政治、差別、アクション、ミステリー、激熱なセリフ、巧みな人物造形、そしてどんでん返しにつぐどんでん返し。
傑作って、読みながらこれ間違いなく歴史に残るなと予感させるものだが、まぁわりと見間違いだなと思うことも多い。
でも、この作品はどういう結末であっても、すでにこの時点で傑作としか言わざるを得ない凄みがある。
さらにアニメでは超美麗な画質でそれを補完していくのだから、原作を読みながらもどういう風に見せてくれるのかワクワクが止まらない。もちろん傑作アニメとして後々語り継がれる事も間違いないだろう。
情熱大陸のインタビューでは他の作品を描く構想もあるとの事だが、正直ここまでのものを見せられると全く別のギャグ漫画(巻末付録にあるおまけみたいな)でも無い限り、ハードルが高すぎる。
ただ、ここまでまざまざと才能を見せつけられるともしやという期待は膨らみ、まだ見ぬ新作へ妄想の翼をはためかせるのもファンというものだろう。
今回も、そして毎回、やっぱり続きが気になる作品であった。
タイムマシーンがあったらもっと他の事に使いたいけど。